今日の見出し(2020.03.26)

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新型コロナウィルスでは、感染確認数は261人に、昨日から35人増加。回復者は28人と7人増加。

死亡者の人数は10人で変わらず。昨晩、10人目に亡くなった英国人男性が、在ハンガリー英国大使館の次席(37歳)であったことが明らかに。大使館も確認しています。

与党と野党の間では、非常事態宣言の延長を巡って合意できず。(宣言は11日に発表、15日間有効で、延長には議会承認が必要)

そのため、これまで非常時下に政府が導入した制限措置の多くが失効することに。政府は1つずつ、所管機関に維持するよう要請。(実態としては現在の制限措置は続くことになります。)

野党は非常事態宣言の延長自体は賛成であるものの、「いつまで」と具体的な期日が明確にされていないことに反発。現政権の権力乱用を止める術がなくなると主張しています。

一方、与党は、「(コロナが)終息したら」という一文が入っているため無制限に権力を与えるものではないと反駁。そして、野党側は非協力的と責めています。

グヤーシュ首相府相は、もうすぐ感染拡大の第3段階に移行するという見方を示しました。感染ピークについては見通しは困難としながらも、6月か7月頃か、としました。

政府は、コロナショックに対する経済対策の一環で、社会保険料など納付免除になる業種を追加する方針。

ハンガリー国立銀行は、2020年の成長率は予測は非常に困難としながらも、現時点では2~3%になると予測。

一方、グヤーシュ首相府相はより悲観的。「プラス成長」になれば良いと言えるだろう、としました。

Mercedes-Benzが生産休止を当初の予定2週間から4週間に延長するよう決定。

【 政府対策本部の一般市民のマスク着用に関する考え 】

以下は、対策本部の本日の記者会見における、公衆衛生局トップの見解です。

・咳、くしゃみ、鼻水など症状がある人が着用し、他への感染を防ぐのは良い。

・健康でも、病人や高齢者の看護をしている人などが着用したいというのもよい。

・また、健康な人が一般的に、安心のため着用したいというのであれば、着用するのがよいだろう。しかし、「正しく着用」するのが大事。マスクに触ったりすれば意味ない。また、外した後はすぐに捨て、手をしっかり洗う。

・マスクを「着用したら感染しないというのは幻想」。頻回な手洗い、接触を最小限に、他人との間隔を1.5メートル以上あけると言った予防方法を代替するものではないことを肝に銘じてほしい。

=コロナ関連=

・感染状況(26日)
・政府:非常事態宣言の延長できず、しかし各制限措置は継続
・グヤーシュ首相府相の記者会見(26日)

=経済・金融・産業=
・政府、社会保険料免除対象の業種、拡大方針
・国立銀行、本年成長率2%を予想 インフレ四季報
・首相府相:本年の成長率、プラスになれば良い方
・政府、医療関連製品の輸入の関税、VAT免除をEUに提案
・Mercedes-Benz、生産休止を4週間に延長決定 4月21日まで
・スーパーSpar、営業時間を短縮  従業員にはコロナ手当も

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