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本日6月4日は、第1次世界大戦の講和条約であるトリアノン条約調印から100年。
ブダペスト市内では、カラーチョニ市長の1分間の黙とう提案に従い、公共交通機関は16時30分から停止。しかし、経済週刊誌HVGの動画報道によると、市内ブラハルィザ広場では、自動車は止まらないままでした。歩行者は止まって黙とう、というより、スマホで様子を撮っている人がかなりいました。
一方、オルバーン首相はカラーチョニ市長の提案を「高く評価」すると発言(国会でのトリアノン記念会合の後、国営通信社MTIから質問されたときの答え)。
「これは正しい行い。ブダペストはハンガリーの首都だからだ」とし、「政治的な相違はあるかもしれないが、我々すべてが同じハンガリーに属す」としました。
これまで、野党が主張することはすべて拒否(野党は野党で与党が行うことにはすべて反対)というのが普通でしたが、今回についてはオルバーン氏も支持。非常に珍しいケースとなりました。さらに、オルバーン首相は国会でも、国歌斉唱の後、野党議員らの座る方へ自ら赴き、各党国会議員団長らと握手をしました。(民主連合議員と対話代表は欠席していました。)
今晩は、ブダペスト市は鎖橋のライトアップをハンガリー国旗の赤・白・緑にします。
グヤーシュ首相府相によると、国会は今月16日にも非常事態宣言終了の法案を採択する見込みです。その結果、翌日もしくは翌々日には発効となり、同時に映画館、劇場、美術館、温泉施設は再開可能になる予定。
新型コロナウィルスの感染確認累計(3日)は3,954人 (前日比23人増)。死者は539人(5人増)、回復は2205人(15人増)。
現在の感染者数は1,210人(3人増)。
政府対策本部のムッレール公衆衛生局長は、高齢者介護施設でも感染は収束してきているとの見方。
=コロナ感染状況=
・感染状況(4日)
・感染状況の推移(グラフ)
・1日あたりの新規感染、回復、死亡数
・ブダペストと地方の比較
=コロナ関連情報=
● グヤーシュ首相府相: 映画館、美術館、温泉など6月中に再開見込み
=内政・外交=
● クヴェール国会議長: 国家的同一性は普遍的な権利として認められるべき
「国境変更で解決できることではない」 国会では政治宣言を採択
● 政府、ゲッレールトの丘に「自由博物館」を設置
=コロナ経済対策=
● 首相府相: 114万人分の雇用を守った
=経済・金融・産業=
● 政府、使い捨てプラ禁止法案を再提出 厚さ15ミクロン未満は禁止対象外
● 小売りチェーン売上高ランキング Tesco首位維持、Lidlが2位に浮上
=経済指標=
● 小売統計(4月)、前年比10.2%減
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