今日の見出し(2020.06.17)

アーデル大統領は本日、非常事態宣言を終了する法に署名。今晩には発効の見通しとなりました。

政府は本日の閣議で、高齢者買い物時間やマスク着用など緩和是非について協議しましたが、内容はまだ発表になっていません。

ハンガリーとルーマニアの間では、本日よりそれぞれの国民の往来は制限なしに(14日間の隔離義務など廃止)これにより、お互いの国民どうしで制限なしとなったのは全部で8か国となりました。

感染状況・17日(カッコ内は前日比)
現在の感染者数 964人 (32人減)
県別は本メール末尾をご覧ください。

感染確認累計4,078人 (+1)
回復 2547人(+31)
死者 567人(+2)
*本日も、新規確認数は1人。

政府のコロナ対策本部は今後も後も残りますが、非常事態宣言が終了とのことで、毎日の記者会見は本日で終了

毎日、司会者、警察、公衆衛生局の代表者3人が並んで行う記者会見はすっかり定着し、ステイホーム用に無料ダウンロードできる塗り絵まで登場。

特にムッレール・ツェツェーリア公衆衛生局長は、ゆっくりとした優しい語り口に加え、国民のメンタルヘルスも気遣う日々のワンポイントアドバイスを行ってきたため、「国民的おばあちゃん」と有名に。

局長は、途中から明らかにキレイ、華やかになり、スタイリストがいると噂されていました。(国内メディアではその是非も議論された。)本日、3人は医療従事者のみならず、関わったすべての人々に感謝する際、ムッレール局長の洋服は私物でありスタイリストはいなかったため、謝意は述べないと言及。一方で、ヘアメイク担当者にはお礼を述べました。

記者会見は途中から「オンライン」となり、記者は事前に質問をメールで送る形に変更。リアルタイムでやり取りはできず、記者の質問に必ずしも答えないことも。さらに、記者はその場で突っ込み質問ができない状態でした。(そもそも、送付した質問内容が対策本部にとって都合が悪いと、無視され続けるということも多かった。)

加えて、ブダペスト市有の老人ホームでの感染者や死者数の情報を積極的に開示して多さを間接的に何度も強調する一方、国立病院の院内感染状況についてば詳細を明らかにしないなど、政権の意思を汲んでいるとも反政権メディアには指摘されていました。

欧州サッカー連盟 (UEFA) は本日、2020 UEFAスーパーカップはブダペストのプシュカーシュ競技場 (Puskás Aréna) で 9月24日に開催すると発表。UEFAチャンピオンズリーグ 2019-20優勝チームとUEFAヨーロッパリーグ 2019-20優勝チームが対戦するもので、ハンガリーで開催されるのは初になります。

金曜はガソリンは3フォリント、軽油は2フォリント値上がりします。

その結果、給油所での小売価格(平均)は以下になります。
-ガソリン 348 Ft
-軽油 357 Ft

ハンガリー石油ガス会社MOLは、毎週水・金に価格改定を行っています。価格はすべてリットルあたり。給油所により最大50 Ftの差があります。

=コロナ感染状況=

● 感染状況(17日)
● 感染状況の推移(グラフ)
● 1日あたりの新規感染、回復、死亡数
● ブダペストと地方の比較

=内政・外交=
● 政府、全年金受給者に広報雑誌を郵送
● ブダペスト市、鎖橋改修で市民からの寄付も検討
● ブダペスト市、7年間開発で市民調査を開始

=経済・金融・産業=
● Thyssenkrupp、ペーチでの工場建設を1年半以上延期
● Morgan Stanley、ハンガリー経済20年はマイナス6.7%予想
EBRDはマイナス3.5%
● Malévグランドハンドリング、解散へ
● デブレツェン市でロジスティクスセンター建設

=現在の感染者数・県別=
(6月17日)

ブダペスト 337人
ザラ県 151人
コマーロム・エステルゴム県 128人
ペシュト県 128人
フェイェール県 127人
ノグラード県 24人
サボルチ・サトマール・べレグ県 11人
チョングラード・チャナード県 6人
ハィドゥー・ビハル県 4人
ベーケシュ県、ジュール・モション・ショプロン県、ヴァシュ県 2人ずつ
ボルショド県、ヤース・ナジクン、ヴェスプレーム県 1人ずつ
バラニャ県、バーチ・キシュクン県、ヘヴェシュ県、ショモジ県、トルナ県は0人

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