今日の見出し(2020.11.11)

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国内 新型コロナ感染状況( 11日 )
《 》内は前日比

新規陽性確認: 3945 (感染累計122,863)
死者:101 (累計2697)

現在感染者 91,358
うちブダペスト21,693
入院6352 《+199》うち呼吸器473《+12》

検査陽性率18.80%

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過去7日間

新規陽性確認:合計31,875人(平均4554人/日)
死者:合計634人(平均90.6人/日)

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本日から、一連の厳しい措置が開始に。オルバーン首相は昨晩、国営テレビ局の番組に出演した際、「専門家の見立てでは、このスピードで新型コロナウィルスの感染が拡大すれば、ハンガリー医療態勢が維持できるチャンスは50%」のため、新たな措置を課すことが必要と強調しました。

「公共の場所でのマスク着用義務」は、人口1万人超の自治体が対象。具体的な場所は自治体長が決定するため、対応には国内でバラつきがみられ、少なからず混乱が生じています。( 緑地帯、公園は除く。 )

ブダペスト市では、各23区長が決定することになりますが、カラーチョニ市長は市内で統一ルール制定は不可能と不満を表明。同時に、調整を図るため各区と協議するしました。

しかし並行し、既にいくつかの区は決定事項を発表。
ブダペスト市で区内全域(屋外の道路、広場)をマスク着用義務付けの対象としたのは、2区、3区、6区、7区、9区、11区、13区、18区、19区、20区、21区、23区。

地方都市も発表を開始しましたが、出揃っているわけではありません。

市内全域の公共の場所で着用義務を発表したのは、セゲド市、エステルゴム市、ケチケメート市、ティサウーィヴァ―ロシュ市。セゲド市はさらに、着用していない場合は罰金5000Ft~50万Ftとしました。

セーケシュフェヘールヴァール市は全域ではなく、歴史的建造物の集まる市内中心部(Belváros)、屋外駐車場(特にショッピングモール、商店、病院など医療機関用)、全バス停、鉄道駅構内、児童公園では大人は義務。犬の散歩はマスク着用義務。
(市長のFacebookでの発表はこちら
(以上の情報は444.huおよりnapi.huから)

なお、6歳未満はマスク着用は義務ではありません。義務付けしている地方自治体もありません。

非常事態宣言の90日延長が決定し、厳しい措置が本日から課されるという中、政府は昨晩、コロナと直接関係ない重要な改正案を2本、国会に提出しました。

政府は3月末に、国会が無期限で政府に立法権限を付与する「コロナ対応法」を成立させ、国内外で大きな騒動となった際も、その直後にいくつもの関係ない法案を提出しています。今回も同じやり口で、野党は反発しています。

本日の配信では、これら2本の法案につき、詳しく掲載しました。

=コロナ関連情報=
● 感染状況

=内政・外交=
● 政府、基本法第9次改正案を国会に提出 「母は女性、父は男性」明記へ
・男女、家族の規定強化
・公金の再定義
・公益財団に関する法律
・特別阻止法

● 政府、選挙法の改正案も国会に提出  次回選挙での野党共闘は困難に
・比例名簿作成の要件引き上げ
・選挙活動における助成金

=小話交差点=
バイデン氏のハネムーン先はハンガリー

ここ数日、国内のメディアでは、米大統領選で勝利宣言をしたバイデン副大統領(民主党)のハネムーン旅行先が「ハンガリーの海」ことバラトン湖だったことで盛り上がっています。

遡ること1977年、バイデン氏は妻のジルさんとハンガリーを訪問。同氏の親しい議員仲間だったハンガリー系米議員だった故トム・ラントシュ氏の勧めでした。

当時としては、米議員がソビエト衛星国だったハンガリーを訪問することはかなり珍しいこと。ハネムーンは、ブダペストへの公式訪問を延長する形で行われ、当時の現地紙Népszabadság(現在は廃刊)でも報じられていました。

それによると、バイデン氏はブダペスト市で、フサール・イシュトヴァ―ン首相諮問委員会副代表、ローナイ・ルドルフ文化関係インスティテュート総裁、ナジ・ヤーノシュ外務副大臣、トゥルク・イシュトヴァ―ン通商副大臣、ダルヴァシ・イシュトヴァ―ン国会外務委員会メンバーと昼食会をともにしました。

そのような思い出の地のはずのハンガリーですが、バイデン氏は選挙活動中に、ベラルーシ、ポーランドと並べて全体主義の国、と発言しています。

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