本日の配信から
政府はガス供給不足になることはないとしながら、あまりの高騰を受け使用量の削減が不可欠というスタンスを表明。
そのため、まず国から、行政機関や国有企業で使用量の昨年比25%削減を図ります。暖房温度の設定も18度に。グヤーシュ首相府相が本日の記者会見で発表しました。
本日は、グヤーシュ大臣の２時間以上に及ぶ定例記者会見の要旨を中心にまとめています。
また、消費者物価指数（８月）では、食品価格はとうとう前年同月比30%以上に。中でも、基礎食品の一つパンは65%近く上昇。
家計を直撃どころか、光熱料金の負担増とあいまって、今後破綻に追い込まれる家庭も出てくる恐れがあります。
＝内政・外交＝
■グヤーシュ首相府相記者会見
– 行政機関にはガス消費25%削減命令 暖房は18度まで
– エネルギー使用量多い業種の零細・中小企業を支援
– 薪、褐炭購入プログラムの開始
– 地域暖房料金の変更はなし
– 幼稚園、小学校など閉鎖・オンライン授業化は考えていない
– 地方自治体と協議する
– EU補助金関連
– リテール向け新国債発行を決定
– 自動車燃料、基礎食品の価格統制の延長について
– EUのガス料金上限導入案
– 2023年度予算法の修正
– 国際法人税 ―ハンガリー支持なしでのEU見切り発車の可能性？
– ハンガリーのパスポート20万冊分、トルコで製造？
– セメント生産の国有会社設立
– EUのロシア制裁者リスト
■オルバーン首相、ハンガリーではエネルギー不足起きないと揺らがない自信
欧州は自らの制裁措置のせいで益々困難に
■ウクライナ、ハンガリーの地理教科書に抗議
＝経済指標＝
■消費者物価指数 (8月) 食品価格は30%以上上昇
全体では+15.6%
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