今日の見出し(2020.04.29)

ハンガリー国内のコロナウィルス情報については、重要と思われるものはTwitterでも随時流しておりますので、そちらをご覧ください。臨時配信や、定期配信における詳細の情報は、ご購読者様専用のサービスです。
===
外出制限、ブダペスト市では継続 地方は緩和
マスクは全国的に着用義務

オルバーン首相は19時半過ぎ、自身のFacebookで動画を配信。
「コロナ防疫第2段階」に入り、市民生活、経済活動を回復していく時期になったとし、今後の制限措置について話しました。
以下はその内容(詳細については明日30日に発表されるとしています。)

● 第2段階でも、高齢者と、感染が最も多い地域は守る必要がる。

● そのため、ブダペスト市および周辺については、現在の外出制限措置を維持する。(周辺がどの地域までを含むのかについては言及なし)

地方については、コロナから守るための新しい措置を講じる。

– 店舗は時間制限なく開店可能。

– レストラン、カフェは屋外のテラスや庭などなら可。

– 屋外プールもオープン可。 (温泉施設の屋外プールなども指すと考えられます)

-ただし、店舗と公共交通機関ではマスク着用、またソーシャルディスタンス1.5メートル確保を義務付け。

-スーパーでは高齢者の買い物時間(9時~12時)は継続する。

● 政府は2週間毎に見直しする。

● 動画の最後で、今週金曜から花屋は制限なしで開店可能とした。「母の日なので」と。(ハンガリーの母の日は5月第1日曜日)
====

新型コロナウィルスの感染確認累計(29日)は2,727人(前日比78人増)。死者は300人(9人増)、回復は536人(20人増)。

現在の感染者数は1,891人(49人増)

公衆衛生当局のトップ・ムッレール氏は本日の政府対策本部記者会見で、今後、外出制限が緩和されるにあたり、検査も増加させる必要があると発言。

ムッレール氏によると、これまでの感染確認数のうち、老人ホームの職員は計87人、入居者は317人、入院治療を受けている人は317人。死亡は66人、回復は24人。

センメルヴェイス医科大学のメルケィ学長は、ハンガリー国内で確認された感染者の急増は老人ホームと病院が主要因という見方。民間企業MOLとOTP銀行が自主的に行った検査の結果などを引用し、「サンプルとは言えないが」と断ったうえで、一般市民の感染率は低いようだとしました。

これには早い段階での制限措置の導入が奏功しているようと評価。一方で、集団免疫の獲得にはなっていないとしました。

国内の製造業では、解雇を余儀なくされる会社がある一方、労働時間の短縮および給与削減で乗り越えようとしている会社の両方があります。デンソーハンガリー子会社は後者で、週32時間労働、給与20%減などを暫定的に導入。

主要格付機関Standard & Poor’sが、ハンガリーソブリン債の格付け見通しを、従来の「ポジティブ」から「安定的」に引き下げ。本年の経済成長率はマイナス4%程度を予想しています。

金曜はガソリン(95オクタン)は5フォリント、軽油は8フォリントの値下がり(卸売価格)の見込みです。
その結果、給油所での小売価格(平均)は以下になります。

-ガソリン 278 Ft
-軽油 308 Ft

ハンガリー石油ガス会社MOLは、毎週水・金に価格改定を行っています。価格はすべてリットルあたり。給油所により最大50 Ftの差があります。

=コロナ関連=

・感染状況(26日)
・感染状況の推移(グラフ)
・県別マップ
・死者の年齢(グラフ)

=内政・外交=
・医科大学長:市民の感染率は低い模様
MOL、OTPは自主的に検査

=内政・外交=
・カラーチョニ市長、自動車走行速度制限の低下を提案

=コロナ経済対策=
・欧州委、ハンガリーの融資優遇プログラムを承認

=経済・金融・産業=
・Denso、週32時間に労働短縮
・Tungsramも労働時間短縮、給与削減
・Hunguest Hotels、社員5割超を解雇
・経済競争局、Booking.comに25億Ft制裁金
・S&P、ハンガリー格付け見通しを「安定的」に引き下げ 「ポジティブ」から
・太陽電池パネルFlisom、ケチケメート市に工場設立
・IKEA、5月5日から店舗営業再開

当サイトにご訪問いただき有難うございます。
すべての内容をご覧いただくにはご契約が必要となります。
詳細はこちらをご覧ください。