ハンガリー国内のコロナウィルス情報については、重要と思われるものはTwitterでも随時流しておりますので、そちらをご覧ください。臨時配信や、定期配信における詳細の情報は、ご購読者様専用のサービスです。
政府は本日の閣議で、ブダペスト市とペシュト県で制限措置の緩和をするか最終決定はせず、カラーチョニ・ブダペスト市長や感染医学専門家などの意見をまず聞くとのこと。国営通信社MTIが本日午後、報じました。
それによると、グヤーシュ首相府相は書簡で、市長に対し、制限を緩和し市民生活の段階的再開を開始するのに時宜がかなっているかどうかを意見を求めました。明日午後までの回答を要請。グヤーシュ氏は書簡で、現在、ブダペスト市とペシュト県の死者数とアクティブ患者数がそれぞれ340人、1089人と最も多いことを挙げました。
一方、カラーチョニ市長は本日午前、市民生活の回復についてBudapest Restartと題して提案を発表。政府には検査数の増加、情報公開の拡大・透明化、病院への訪問、また退院は陰性確認者のみとし感染拡大を防ぐことなどを提案。提案書には「いつ、何を緩和」という出口戦略は示されていません。市側も独自に検査実施を進めるとしました。
新型コロナウィルスの感染確認累計(13日)は3,341人 (前日比28人増)。死者は430人(5人増)、回復は1102人(95人増)。
現在の感染者数は1,809人(72人減)。
政府対策本部は本日の記者会見で、一般市民がコロナ検査キットをネットで買うことは禁止としました。医薬品規制当局OGYIが認可したものはまだ一つもないとしました。
欧州議会では明日、ハンガリーのコロナ対応法(俗に政府への権限付与法と言われる)を審議する予定ですが、ハンガリーからの代表者を巡ってもめています。ハンガリー政府側からはヴァルガ司法相が参加要請、一方議会はプロトコールに従いオルバーン首相に固執。
鉱工業生産(3月)の詳報が発表に。主要3業種では、自動車・自動車部品は―19.8%と大きく落ち込みました。一方でコンピュータ・電子・光学機器は+1.7%、食品・衣料品は+12.7%でした。
自動車燃料は金曜に再び値上がり。卸売価格でガソリン(95オクタン)は8フォリント、軽油は3フォリント上昇します。
その結果、給油所での小売価格(平均)は以下になります。
-ガソリン 319 Ft
-軽油 332 Ft
ハンガリー石油ガス会社MOLは、毎週水・金に価格改定を行っています。価格はすべてリットルあたり。給油所により最大50 Ftの差があります。
=コロナ感染状況=
・感染状況(12日)
・感染状況の推移(グラフ)
・1日あたりの新規感染、回復、死亡数
・ブダペスト・ペシュト県と地方の比較
=コロナ関連情報=
・例外としての入国許可申請、オンラインのみに 言語はハンガリー語のみ
=内政・外交=
・欧州議会でのハンガリーコロナ法審議、ヴァルガ司法相は出席できず
=コロナ経済対策=
・ヴァルガ財務相:ハンガリー資本大企業の投資への補助金、予算を増加
・給与補填、申請企業は引き続き増加 5400企業、7.2万人
=経済・金融・産業=
・Magyar Suzuki、ボーナス支給 ――コロナ禍でも
・政府、消費者保護当局の検査権限強化法案を提出
・国による無料プログラミングコース、1日で1.5万人申込
・国立銀行、国債250億Ft購入
・Hunguest Hotels、ホテル営業を徐々に再開
=経済指標=
・鉱工業生産(3月詳報) 前年比マイナス5.6%を確認 自動車・自動車部品は19.8%減
当サイトにご訪問いただき有難うございます。
すべての内容をご覧いただくにはご契約が必要となります。
詳細はこちらをご覧ください。