オルバーン首相はここのところ、1日あたり数本の動画をFacebookに公開しており、勢いが増しています。本日だけで既に4本アップ。まずはキシュベールやバコニシャールカー二での様子。さらに本日はブリュッセルに入ってから2本公開。うち、1本は、「ブリュッセル。これから戦いだ!」が動画タイトルになっています。
もちろん、戦いのテーマは移民で、「欧州はもう満杯状態。移民を受け入れ分配するのではなく、断じて入れない」としています。 ブリュッセルでは与党Fideszが属す欧州議会の会派「欧州人民党グループ(EPP)」幹部と会合を行い、EU首脳会合へ。
政権に批判的なメディアからは、毎日、大小の政権幹部の腐敗疑惑が報じられています。その勢いはかつてなかったほど。背後では首相と決裂した実業家シミチカ氏が動いていると考えられています。
一方、政権寄りメディアも負けてはいません。もともとの移民恐怖を煽り立てる報道に加え、ここ数日は、「ソロス氏がNGOを使いハンガリーの政治に介入している『証拠』」を報じています。いずれも録音テープがある、と信ぴょう性を前面に出しています。
その一つが、ソロス氏のヘッジファンドの元財務担当責任者が語ったもの。「2000人がソロス氏の構想実現のため、反ハンガリーで動いている」という趣旨の発言をしています。これをとらえ、オルバーン氏は早速、「2000人のソロス傭兵が、、、」とキャンペーンのキーワードに使っています。
オルバーン氏は地方遊説でも、「貧血持ちの腰抜け野党との戦いではなく、2000人のソロスが擁立した人物らとの戦い」と力強く語りかけています。
本日の配信
=内政・外交=
・報道官: ソロスネットワーク下で2,000人以上動いている
名前リスト公表求める
・1.2万Ft減額のガス料金請求書、来週から 選挙前に全世帯に
・政府、「ストップ・ソロス」法案のメディアでの広報費用、月25億Ft
=経済・金融・産業=
・Magyar Suzuki、R&D事業に53億Ft投資 スマート工場に
・PSA、Opelエンジン工場に投資 20年からPeugeot供給
・ハンガリーチョコレート会社、新工場を建設 ウクライナ会社の受託生産終了で
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