今日の見出し(2018.05.10)

国会は14時半から本会議。オルバーン首相が賛成134票で、予想通り再選されました。

オルバーン首相の任期は4年ですが、就任宣誓後の演説では今後12年という単位でビジョンを描いていることも明らかに。「2030年までにハンガリーを欧州で、最も生活しやすく住みやすく働きやすい国のトップ5入りをさせる」と力説。

また、「リベラル民主主義」の時代は終焉。「キリスト教民主主義」こそ国や家族、雇用を的確に守れると繰り返しました。

ハンガリーパスポートの成りすまし不正取得問題が浮上。調査報道を専門に行うDirekt36とThe Washington Postが本日、共同で報じました。

それによると、約700人の非ハンガリー人が、パスポートを本人に成りすまして不正取得。うち、85人が米へ入国を試み、65人が成功。うち、DHS当局は35人については居所を突き止め国外退去を命じたものの、30人について確認できていない。(昨年10月時点)

米は昨年10月、ハンガリーに対し、ビザ免除プログラム (VWP) 対象国から外すことを警告したと報じられています。

経済では、リストフェレンツ空港の経営会社が新たなターミナル建設を計画していることが明らかに。通信社VodafoneはUPCハンガリー事業の買収で合意。

Napi.huが毎年取り纏めている国内長者番付では、1位は8年連続チャーニ・シャンドール氏(OTP銀行会長、食品事業など)。2位には首相と懇意にある実業家メーサーロシュ氏。同氏はこの1年で資産を「倍以上」膨らませ推定2800億フォリントに。

本日の配信 

=内政・外交=
・オルバーン首相、賛成多数で再選される
2030年までにはハンガリーを欧州トップ5に
・第4次内閣設立のための関連法改正案明らかに

=経済・金融・産業=
・リストフェレンツ空港、新ターミナル3を建設へ
・通信大手Vodafone、UPC Hungaryを買収
・ターライ国家経済次官、租税関連トップは外れる
・EMS大手Jabil Circuit用工場拡張
・国内長者番付「トップ100」 メーサーロシュ氏は1年で倍以上に

=小話交差点=

ブダペストにいながら「カリブ海風」ビーチ、明日から
ブダペスト近郊のルパ湖(Lupa-tó ルパトー)の「有料ビーチ」が、11日に今シーズン・オープンとなります。

場所は、ブダペストから北の観光名所センテンドレ(Szentendre)に行く途中のブダカラース(Budakalász)。 一昨年夏に試運転開始となりましたが、ブダペスト市からすぐのロケーションでありながら「カリブ海」の雰囲気が味わえると、瞬く間に人気スポットとなりました。

約100ヘクタールの湖は長らく鉱抗でできた湖とされ、もともと遊泳禁止でした。しかし実態としては、泳いでいた市民も多く、また一部はヌードビーチとされていました。

これをリゾート地として再開発したのは、ゲレンダイ・カーロィ氏。中欧最大の夏の野外音楽祭を始めた実業家で、類似のイベント運営経営、ミシュラン星レストランCostes経営などで知られています。

ルパ湖岸には、白い砂が敷き詰められ、ところどころにヤシの木が植えられ、デッキチェアが設置されています。その他カクテルバー、軽食の取れるレストラン、Costes出張レストランなど。湖では安全、合法的に泳げるのはもちろんのこと、ヨット、ビーチバレーなどの各種スポーツも可能。

ビーチには小規模なÖbölと、より大きな Prémium と2つあります。収容可能人数は前者が2500人、後者が7500人。

入場料は前者の方が安くなっています。

 

 

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