先週の見出し(2020.08.03~08.09)

ハンガリー国内のコロナ新規感染確認数は、この1週間、増加の傾向を示しています。下水中のコロナ濃度も、ブダペスト市とデブレツェン市で緩やかな増加傾向に。コロナワクチンでは、500万回投与分を欧州委員会に登録。オルバーン首相は、防疫がうまくいくかを左右するのは政府の措置よりも国民の民度と発言。違法流入者については、ウィルスを持ち込む危険があると指摘しました。

先週の見出し(2020.07.27~08.02)

オルバーン首相は、EU補助金は「もらうもの」でなく、ハンガリーが「得て当然のもの」という考え。西欧諸国のモノを関税をかけずに輸入し、西欧企業はハンガリーに投資しているのだから、その代わりにハンガリーは(西欧企業らが)これらで得られた利益の公正なシェアを受けると説明。その他、コロナパンデミックでは、ハンガリーの医療が欧州で最も優れたものの1つと確認されたと発言。

先週の見出し(2020.07.20~07.26)

先週1週間では、EU首脳が、経済復興基金を含む次期中期予算で合意。オルバーン首相は、「法の支配」とEU資金配分を結び付けようとする試みはすべて拒否できたと大勝利を宣言。国内では、非政府系の最大ニュースサイトIndex.huで、記者がほぼ全員、一斉に退社を表明。Indexは今後、形を変えて残る可能性はあるものの、少なくとも従来の形には終止符が事実上つけられました。

先週の見出し(2020.07.01~07.05)

先週は、国会が3日に2021年度予算法案を成立させました。その日は、使い捨てプラスチック禁止法案や、学校へ警察と類似の特別警備員を派遣する制度に関する法案なども一気に可決。
また、4校の医科大による、国内感染状況把握のための標本調査の最終結果が明らかに。調査実施時点(5月上旬)で既に過去に感染していた人は約5.6万人と推定されました。

今日の見出し(2020.06.30)

センメルヴェイス医科大のメルケィ学長は、コロナ第2波は11月に到来しうるとし、9月下旬から10月にかけて国内で再び標本調査を実施するとしました。オルバーン首相が右腕とし信望が厚いハンガリー国立銀行のマトルチ総裁は、2030年時点でハンガリーが成功した国となるために12分野における抜本的改革を提案。ハンガリー資本の主要銀行3行による持ち株会社Magyar Bankholding Zrt.が発足。

今日の見出し(2020.06.25)

グヤーシュ首相府相によると、マスク着用義務(店舗、公共交通機関)は、少なくとも来週までは維持されるとのこと。(来週の終わりまでという意味か、来週の始まりまでという意味かは不明)また、大きなイベントの開催可否については、7月中旬頃に決定するとしました。(現在は、屋内・屋外とも500人までが可能で、それ以上は少なくとも8月15日までは不可。)

今日の見出し(2020.06.24)

Magyar Suzuki(マジャールスズキ)が2019年の業績を発表。売上高は約24.1憶ユーロ、前年比で23%増加と非常に好調な年となりました。エステルゴム工場での生産台数は18.5万台。同社の販売台数は合計19.4万台強となりました。ハンガリーはロシア産ガス42億立方メートルを確保。ブダペスト市一部で、路上駐車料金が8月1日から値上げに。

今日の見出し(2020.06.23)

ハンガリー国立銀行(中央銀行)は本日、サプライズ利下げを決定。政策金利は15ベーシスポイント(bp)下がり、0.75%に。フォリントは一時期よりは回復していたものの、国立銀行の本日14時の発表を受け、再び低下。14時半現在、市場では1ユーロ=350フォリント台の取引となっています。政府、産後手当の割合100%に引き上げ 出産前より「得」に。

今日の見出し(2020.06.22)

国内最大で独立系のニュースサイトIndex.huが窮地に。編集スタッフら約100人が昨晩、同サイトの独立性が脅かされる外部圧力がかかっていると表明。政府は、煩雑な行政手続き簡素化のとりまとめなどを行う、「経済再生対策本部 (GOP)」を設立します。これにより、成長の阻害要因を取り除き、コロナ禍後の経済活動再生にはずみをつけるのが狙い。

今日の見出し(2020.06.19)

オルバーン首相は以前から、西欧の衰退を取り上げており、中欧こそが経済成長のエンジンであり欧州の未来、としてきました。コロナ防疫対応でさらに自信をつけた模様。ハンガリー政権を独裁呼ばわりし、あれこれお説教をするのに自国の管理もできていない西欧を、「笑うべきなのか、悲しむべきなのか」わからないとコメントしました。