今日の見出し(2021.10.19)

23日の1956年ハンガリー革命(動乱)記念日関連のイベントは、国、地方自治体など主催者を問わず、現在の大規模集会制限措置の適用外となります。コヴァ―チ国際報道官が本日発表。23日は、政権シンパの市民団体が「平和行進」をし、オルバーン首相の15時半からの市中心部での演説を聴く形となり、かなりの参加人数になりそうです。

今日の見出し(2021.10.18)

保守派のマールキ=ザィ・ペーテル氏が、来春総選挙での野党6党の統一首班候補に決定。地方ではドブレヴ氏と接戦だったものの、ブダペストの票が決めました。マールキ=ザィ氏は、政権交代だけではなく、野党勢力も変革し、「新しく、(腐敗がなく)クリーンな、嘘偽りのないハンガリー」を目指すと宣言しました。そして、すべてのロマ系住民、ユダヤ人、同性愛者、民族、さらにFidesz支持者すらも受け入れ抱擁しなければならないとしました。

今日の見出し(2021.09.28)

国会は昨夕、新型コロナの非常事態宣言を延長する政府提案を承認。2022年1月1日までになります。ウクライナとハンガリー間で緊張が高まっています。ハンガリーが昨日、ロシアGazpromと15年の天然ガス供給合意で署名を交わしたため。この合意によると、今後、ロシア産の天然ガスはセルビアかオーストリアからハンガリーに供給され、現在のようにウクライナを中継することはなくなります。それにウクライナが反発。

今日の見出し(2021.09.27)

オルバーン首相と緊密で瞬く間に大富豪となった実業家メーサーロシュ・ル―リンツ氏と、ヴァ―ルコニ・アンドレアさん(元TVパーソナリティ)の結婚披露宴が24日夕方以降行われ、国内メディアの多くが報じています。(お互い再婚どうし)もっとも、報じているのはタブロイド紙、女性誌、非政権系のメディア。政権寄りメディアはほとんど報じていません。非政権系メディアはもっぱら、どれだけ贅沢を極めたのか、招待客は誰だったかという観点から報じています。

今日の見出し(2021.09.23)

本日からブダペストでは、第4回「人口問題サミット」が開始に。オルバーン首相は基調講演で、再び西欧との対比を強調。西欧文明では自らの再生産ができなくなっているとする一方、ハンガリーは家族重視の政策を名実ともに行ってきたとしました。このサミットには、近隣諸国の首脳らも参加(ポーランドのモラヴィエツキ首相は、チェコとの関係悪化で直前に辞退)。アメリカからはペンス前副大統領も参加しスピーチを行いました。

今日の見出し(2021.09.22)

国際サッカー連盟(FIFA)は21日、ハンガリーに対して無観客試合処分と20万スイスフラン(約6500万フォリント)の高額罰金支払いを決定しました。今月2日に行われたFIFAワールドカップ2022の欧州予選グループI第4節で、ハンガリー代表とイングランド代表がプシュカーシュ競技場で戦った際、ハンガリーのファン一部に差別的言動があったため。

今日の見出し(2021.09.21)

オルバーン首相、「うちでは親のことに子は口出ししない」と国会で発言。「父所有」の旧ハプスブルク家巨大不動産の回収に関して野党議員から質問された際の回答。野党の「予備選挙」が開始に。投票初日は6.7万人が投票。国会安全保障委員会が『ペガサススキャンダル』で会合を持つも、2050年まで非公開にすることで決定。一方、同スキャンダルでは外相など超豪華旅行捉えた報道写真家も監視対象になっていたことが明らかに。国立銀行が政策金利を引き上げ1.65%に。同時に、本年成長率予想を6.5~7.0%に上方修正。インフレも4%台後半に上方修正。

今日の見出し(2021.09.20)

秋季国会が始まりました。オルバーン首相の施政方針演説ではサプライズ発表はなく、コロナ対策、移民対策、「子どもを守る」法、経済全般、個人所得税の還付、最低賃金などをテーマに話しました。経済については、今後「大きな事故」がない限り、本年の5.5%成長達成は確実と発言。達成が条件となっていた子育て労働者への個人所得税還付も実現できる、とこれまでよりも踏み込んで表明しました。

今日の見出し(2021.09.15)

グヤーシュ首相府相は本日の記者会見で、非常事態宣言を1月1日まで延長する提案をすると改めて発表。(本日午前中の速報をご参照ください)今後、コロナ免疫証明書保有者と未保有者で別扱いを増大する可能性はあるとしながらも、政府は現段階で制限措置の強化は計画していないと述べました。学校のオンライン授業への切り替えも計画していません。

今日の見出し(2021.09.14)

2022年の最低賃金、保証賃金に関する政労使会合が本日、開始になりました。政府側は最低賃金の20万Ftへの引き上げを目指すと確認。実現すれば現在から20%近くの上昇になります。日刊紙Népszavaの電子版は、来年1月から一足飛びに20万Ftに引き上げること自体は実質的に固まっており、交渉はむしろその「実現に関わる条件」についてになろうとしています。

今日の見出し(2021.09.13)

ローマ教皇フランシスコは12日、国際聖体大会の閉会ミサを執り行うためブダペストを訪問しました。ミサの前には、市内国立西洋美術館でオルバーン首相とアーデル首相とも40分ほど会見。最も考え方が対立している移民問題は、バチカンの発表ではテーマにならなかったとのこと。ただしその後のハンガリー司教らとの会見では、ローマ教皇は暗にオルバーン首相の政策を牽制したとみられる発言をしています。