政府は、コロナ非常時に与えられた特別権限を国会に返還する法案を5月26日に提出する方針。政府は、雇用を創出する企業に対して、給与支援をするプログラムを開始しします。また、コロナ禍で経営困難に陥りつつも、雇用を維持し投資事業を行い競争力向上を図る企業に対する支援プログラム(投資額の最大50%相当の無償資金援助)では、第1号として自動車部品製造会社3社が決定。
TAG ハンガリーコロナウィルス
今日の見出し(2020.05.15)
オルバーン首相は5月末までにコロナ非常時に政府に付与された権限を、国会に戻すことができるだろうと見通しを述べました。セルビアのヴチッチ大統領とベオグラードで会談した後の発言。同時に、特別権限を返還したら、「事実無根の言いがかりをつけたすべての人に対して、ハンガリーに謝る機会を与える」と加えました。1-3月期のGDP(速報)が発表に。前年同期比2.2%増 (未調整値)。
今日の見出し(2020.05.14)
グヤーシュ首相府によると、政府は非常事態宣言下で付与された権限をなるべく早く返したいと考えており、6月末頃にそうなるかもしれないという見方を示しました。スィーヤールトー大臣と茂木大臣の電話会談では、日本からのアビガン錠の無償提供、ブダペスト・東京間の直行便開設に関して話したとのこと。日本人ビジネス関係者の入国制限解除に関しては、今朝の号外配信の通りです。
今日の見出し(2020.05.13)
政府は本日の閣議で、ブダペスト市とペシュト県で制限措置の緩和をするか最終決定はせず、カラーチョニ・ブダペスト市長などの意見をまず聞くとのこと。欧州議会では明日、ハンガリーのコロナ対応法(俗に政府への権限付与法と言われる)を審議する予定ですが、ハンガリーからの代表者を巡ってもめています。ハンガリー政府側からはヴァルガ司法相が参加要請、一方議会はプロトコールに従いオルバーン首相に固執。
今日の見出し(2020.05.11)
政府対策本部は本日の記者会見で、国内のこれまでのコロナ防疫は増加速度の抑制に成功し、うまくいったと評価。ハンガリーのコロナ対応法に関して、欧州委員会のヨウロバー副委員長(チェコ出身)も懸念を表明。政府は一変したのはリベラル派からのプレッシャーと批判しました。Opelのエンジン工場も、13日からの再稼働を発表。
今日の見出し(2020.05.08)
オルバーン首相は、追加の緩和措置は早くて来週末以降としました。ブダペスト市とペシュト県については慎重的。今回の教訓として、マスク、呼吸器等の医療物資を国内で生産できる能力を持つ必要があると発言。国内では予防ワクチン工場設立へ。消費者物価指数(4月)は2.4%と大幅に減速。しかしコアインフレは4.3%と引き続き高い水準。
今日の見出し(2020.05.07)
政府は、農業収穫のための外国人季節労働者の入国を可能に。政府は、コロナ禍の中でも、テュルク評議会 (トルコ、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン)との協力推進を図っており、評議会の投資基金創設計画にハンガリーも参加すると表明。統計では、鉱工業生産(3月)と観光統計(3月)が発表に。
今日の見出し(2020.05.06)
フリーダムハウスは、ハンガリーを「部分的な民主主義」から「ハイブリッド体制」に引き下げ。BMWのCEOが工場オープンを1年延期すると発表したことについて、スィーヤールト―外務貿易大臣は「現在も建設作業は続いている」とすると同時に、同社は投資事業にコミットしていると強調。欧州委員会の春季経済見通しによると、ハンガリー経済は2020年はマイナス7.0%、2021年はプラス6.0%。
今日の見出し(2020.05.05)
オルバーン首相は4日、欧州議会最大会派EPPすべてのメンバー政党に書簡を送付。ハンガリーのコロナ危機対応法で、「首相に無制限の権力」など誤った情報を喧伝した人々に「謝罪」を要求。国会は本日、女性に対する暴力等防止条約(通称「イスタンブール条約」)の批准を拒否。財務省は5日、2020年の財政赤字をGDP比3.8%と上方修正したことを発表。
今日の見出し(2020.05.04)
ハンガリーのコロナ防疫は、本日から「第2段階」へ。地方では制限措置の緩和が開始になりました。オルバーン首相は、コロナとの第1の戦いは勝利したと評価。しかし同時に、10月か11月に第2波に襲われる恐れがあると警告しました。経済では、4月の新車販売(乗用車)が前年比約50%減。ハンガリー商工会議所のパッラグ会頭は、本年の成長率はマイナス10%以上もありうるという見方を示しました。
今日の見出し(2020.04.30)
5月4日から、地方ではコロナ制限措置の緩和が開始に。ブダペストおよびペシュト県全域では外出制限は継続。8月15日まで500人超の集会は禁止となったため、中欧最大の野外音楽祭シゲト(Sziget)などは中止に。
今日の見出し(2020.04.29)
外出制限はブダペスト市では継続。地方は緩和。マスクは全国的に着用義務。オルバーン首相が19時半過ぎに発表しました。センメルヴェイス医科大学のメルケィ学長によると、ハンガリー国内の一般市民のコロナ感染率は低い模様。しかし一方で、集団免疫の獲得にはなっていないとしました。デンソーハンガリー子会社は労働時間短縮、給与削減。S&Pはハンガリー格付け見通しを「安定的」に引き下げ。
今日の見出し(2020.04.24)
オルバーン首相は、5月4日以降のコロナ防衛「新たな段階」について、本日の記者会見で話しました。「厳重なスケジュールに基づき、段階的に制限措置を緩和していく」と述べました。コロナ政府対策本部によると、プラズマ (血漿) 治療の臨床試験が開始に。独ボッシュ子会社が800人リストラ。
今日の見出し(2020.04.23)
政府は、5月3日まで現在の制限措置を継続すると決定。同時に、今週末(25、26日)および来週末の3連休(1、2、3日)も地方自治体長に、独自の追加措置を講じる権限を付与することを決定。ブダペスト市のカラーチョニ市長は本日、市内の高齢者やホームレス施設の入居者や職員らに対し、コロナ検査を実施すると表明。Mercedes-Benz は来週生産再開へ。