今日の見出し(2020.05.07)

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新型コロナウィルスの感染確認累計(7日)は3,150人(前日比39人増)。死者は383人(10人増)、回復は801人(42人増)。

現在の感染者数は1,966人(13人減)うち、入院は968人(18人減)、呼吸器装着は50人(±0)。

政府対策本部は本日の記者会見で、現在の感染者数が3日連日で減少していること、新規感染確認者数が30~40人と従来から減っていることなどを挙げ、専門家の計算予測通り感染ピークを過ぎ、減少方向へ向かっているという見方を示しました。

グヤーシュ首相府相は、ブダペストおよびペシュト県在住者が地方(例としてバラトン湖)に持つ別荘を訪問することは可という政府見解を示しました。ただし、そうした訪問の際も、ソーシャルディスタンス1.5メートル確保などは順守するよう強調しました。

ブダペスト市は今週末、マルギット島は閉鎖しない見込み。市はまだ正式確認していませんが、Index.huによる本日の報道を否定することもしていません。市は、4月半ばの復活祭連休から連続で週末はマルギット島、オーブダ島などを閉鎖していました。

政府は、農業収穫のための外国人季節労働者の入国を可能に。

政府は、コロナ禍の中でも、テュルク評議会 (トルコ、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン)との協力推進を図っており、評議会の投資基金創設計画にハンガリーも参加すると表明。

むしろ、コロナ危機の時こそ関係強化の好機と見ているようで、スィーヤールト―外務貿易大臣は、メンバー各国からマスクその他が沢山届けられたと強調。(ハンガリーはテュルク語を話す国ではないが、2018年にオブザーバーとして加わった唯一の国。)

統計では、鉱工業生産(3月)と観光統計(3月)が発表に。

鉱工業生産では自動車・自動車部品が急降下。一方、家電・電子部品は前年同月比やや上昇、食品は伸び率加速。

観光統計では、3月の宿泊日数は前年同月比65%と大打撃。新型コロナウィルスの感染拡大による影響が大きく表れました。

=コロナ関連=

・感染状況(7日)
・感染状況の推移(グラフ)
・1日あたりの新規感染、回復、死亡数
・ブダペスト・ペシュト県と地方の比較

=内政・外交=
・オルバーン首相、トランプ大統領と電話会談
・グヤーシュ首相府相定例記者会見
・政府、フリーダムハウスの評価を一蹴 「ひどく退屈な政治的攻撃」

=経済・金融・産業=
・政府、4200億Ftをコロナ経済対策に追加配分
・ハンガリー、テュルク評議会の投資基金に参加表明
・政府、農業収穫のための外国人季節労働者に入国許可
・カタール航空、6月にブダペスト便を再開

=経済指標=
・鉱工業生産(3月速報) 前年比マイナス5.6% 営業日調整後マイナス10%
・観光統計(3月) 宿泊日数65%減  コロナの影響深刻

=小話交差点=
「ジロ・デ・イタリア」、ハンガリー区間は取りやめ

国際自転車競技連合(UCI)が5日に発表したところ、本年の自転車プロロードレース「ジロ・デ・イタリア/Giro d’Italia」は10月に開催決定。しかし、当初予定されていたブダペストからの出発はなくなりました。

それまでの計画では、ブダペストから5月9日に出発、最初の3区間はハンガリー国内でした。しかし、コロナウィルス感染拡大のためレース自体が延期に。

新たな日程では、出発も含め、ハンガリーでは一切開催しないことが決定しました。

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