2018年7月23日~29日配信分

先週の主な動き 

内政・社会・外交分野では、ルーマニア・バイレ トゥシュナトの夏季オープン大学で、オルバーン首相が今年も基調講演。いつものように「リベラル民主主義」標榜の欧州指導者らを批判しながら、彼らは破たんし、終わりを告げつつあると発言。「リベラル民主主義」は、(市民の意見を聞かずに指導者が独善的に進めていく)「リベラル、しかし非民主主義」に変容したと指摘。今後は「キリスト教民主主義」の時代であり、これは「非リベラル」とした。また、来春欧州議会選挙では、1968年世代は終わり、1990年代世代の時代の到来になると言及。◆定例のラジオインタビューでは、わざわざトランプ米大統領の元顧問バノン氏に言及。欧州におけるソロスとその団体に対抗する動きを歓迎すると発言。

経済面では、ハンガリー国立銀行(中銀)が政策金利を据え置き。フォリント安でも変えず。◆Audiハンガリー子会社が、EV車e-tron SUV搭載用の電気モーターの量産を開始。

経済指標では、信頼感指数(7月)は+10.5に記録更新。◆就労者数(4-6月)は447.5万人と前年同期から5.5万人増加。◆失業率は3.6%とさらに若干低下。失業者数は16.5万人。

=内政・外交=
・オルバーン首相: 欧州エリートは破たん、キリスト教民主主義は「非リベラル」
欧州議会選挙では1968年代世代に代わり1990年代世代が

・オルバーン首相: もっと多くの国が国連「移民文書」離脱するだろう
・政党支持率調査: Jobbik下降  Fideszは断トツ維持
・プーチン評価がトップ ハンガリーでの世界の指導者ランキングで

=短信 (内政・外交)=
・国連「移民文書」、離脱を正式通告
・政府、米Notre Dame大学では協定締結 CEUはまだ
・LMP内部、さらに処分

=経済・金融・産業=

・国立銀行、政策金利などすべて維持
・求職者数24万人  前年比14%減
・Audi、EV車搭載モーター量産開始
・小売業、2年で給与2-3割上昇

=短信(経済・金融・産業)=
・スィーヤールトー外国貿易相、米インディアナ州訪問
・EV車用充電スタンド、本年中に600基追加
・スペイン系自動車部品F.Segura、工場デジタル化に40億Ft投資
・Coca-Cola、ペットボトル、よりエコに

=経済指標=
・企業・消費者信頼感指数(7月)   +10.5に上昇 記録更新
・就労者数、447.5万人 (2018年4月-6月) 前期比でも増大
・失業者16.5万人  失業率3.6%
・人口動態(1-5月期) 減少速度は引き続き緩やかに鈍化

◆◆ 7、8月はニュースは週刊に、また特集(内政概況、経済概況、オルバーン政権経済政策、自動車産業)の配信になります。◆◆
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