トルコ・エルドアン大統領が本日、ハンガリーに到着。アーデル大統領の招待によるもので、滞在は2日間。本日はアーデル氏、オルバーン首相らと会談。首相との会談後、16:30から共同記者会見が予定されています。(これについては明日、お伝えします)
明日は、ハンガリー・トルコ ビジネスフォーラムを開会。両国の企業150社超が参加する見込み。また、オスマン帝国時代の詩人のギュル・ババ(Gül Baba)の霊廟の改修完成式に出席。
最大野党Jobbik(急進的右派)が揺れ続けています。今度は副党首ら3人が国会会派から除名処分に。ただし副党首は議員資格も返上せず、また離党もしないと表明。現在、Jobbik指導者はグリーン系LMPと欧州議会選挙での共同名簿策定などもしようとしており、こうした「左への傾斜」をストップさせなければならない、としています。
CEU大学は、ウィーンへキャンパス移転の準備を開始していることを明らかに。政府がニューヨーク州と同大学運営に関する協定を締結する姿勢を見せないため。
VATの上限を25%以下とする欧州議会の決定について、Fidesz、政府は、ハンガリーの税制に関する主権を制限し、個人所得税など増税させるのが真の狙いとしました。
自動車燃料の値上がりが続きます。ただし水曜は軽油のみ。ハンガリー石油ガス会社は軽油卸売価格を8フォリント引き上げ見込み。先週の水・金に引き続き高くなります。ガソリンは据え置き。
その結果、給油所での平均小売価格は以下になります。
ガソリン(95オクタン): 406 Ft (改定なし)
軽油: 435 Ft
価格はすべてリットルあたり。給油所により最大50 Ftほどの差があります。
本日の配信
=内政・外交=
・ 急進的右派Jobbik、また内部紛争 会派から副党首ら除名に
・ CEU大学、ウィーンへキャンパス移管準備
・ V4、次期EU中期予算改革でMoU
=経済・金融・産業=
・ Fidesz: VAT上限の真の狙いは他での増税強制
・ 最大労組、個人所得税・一律税率制度の廃止を要求
・ TakarékBank、19年、20年の成長率予測を上方修正
・ 一般政府財政、9月は黒字に 年初来赤字は通年計画109.9%
=小話交差点=
マラソン大会: 途中、蘇生措置施した医師、無事完走
スィーヤールトー外相はサブ3.5でゴール
週末にブダペスト市内で行われた第33回Sparマラソン大会では、フル、30km、10㎞、ファミリーリレーなどが行われ、計3.3万人が参加。外国からの参加者も多く、96か国、5100人に上りました。
フルマラソンには約1.3万人が参加。いくつかのドラマもあり、その1つが、子ども病院の専門医候補となっているDr.サルヴァシュ・ガーボル氏(Semmelweis大学)。
サルヴァシュ医師自身も、小児救急車の「ランニング大使」として参加していたところ、11km付近で倒れているランナーを発見。心肺停止になっていたため、大会主催者側が配備していた医師スタッフらとともに蘇生措置を開始。その後、救急車が到着してからはバトンタッチし、再び走り始め42.195kmを無事完走。しかもタイムは、5時間29分というギリギリでした。(Spar大会のフルマラソン制限時間は5時間半)
スィーヤールトー外務貿易相(39)も初マラソンに挑戦。初めてのわりには、タイムは3時間26分44秒と「サブ3.5」で大変好調な成績。海外出張が多く多忙な中でも、フットサルや普段からランニングをしている成果が出たようです。
男性1位はチェレ・ガ―シュパールさんで2時間20分8秒、女性1位はサボー・トゥンデさんで2時間47分40秒。(ともにハンガリー人)
参加者最高齢は男性はリヒテル・フェレンツさん(80歳)、女性はクラウディア・フェルナウドさん(69歳)でした。
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