今日の見出し(2018.10.24)

オルバーン首相は、来年5月の欧州議会選挙に向けてギアをアップしており、23日の1956年ハンガリー革命(ハンガリー動乱)記念日でも、現在の欧州委員会の脅威を強調。今、脅威は軍事的なものではなく、ブリュッセルが移民を大量に受け入れようとするとともに、EUで加盟各国の権限を奪い、中央集権型の「欧州帝国」の建設を狙っていること、と述べました。

このような動きを阻止するため、来年5月の欧州議会選挙に参加するよう訴えました。

シェムイェーン副首相は19日夜、セルビア、ウクライナ在住のハンガリー系住民に対しても欧州議会選挙の投票権を付与するための、関連法改正案を提出しました。こうした人々は、ハンガリー国政選挙の投票権も与えられており、そのほとんどが与党支持。現政権にとっては重要な票田の1つでもあります。

先週行われた、ヴィシェグラード4か国首脳と安倍総理の会合では、予定されていた共同声明が出ず。その理由は、オルバーン首相が中国の利益に関わる機微な部分の削除を求めたため。444.huが報じました。

経済では、財務省が19日、2019年度税制の追加改正法案を提出。グループ法人税制度の導入や、大企業による濫用的租税回避への対抗措置が含まれます。その他、老齢年金受給者の再雇用についての税軽減措置など。

ハンガリー石油ガス会社(MOL)は26日(金)は、ガソリン、軽油ともに卸売価格を3フォリントずつ値下げします。

その結果、給油所での平均小売価格は以下になります。
ガソリン(95オクタン): 391Ft
軽油: 426Ft

価格はすべてリットルあたり。給油所により最大50フォリントの差があります。

本日の配信 

=内政・外交=
・オルバーン首相: 「ブリュッセルは移民を受け入れ、欧州帝国建設を狙っている」
5月の欧州議員選挙への参加訴える (23日の演説)
・野党も集会
左派リベラルは欧州検察庁創設支持でデモ集会
・「V4+日本」、共同声明出ず  オルバーン首相による中国配慮で
・シェムイェーン副首相、国境外ハンガリー人に欧州議会選挙権の付与で法案提出
・LMP、デメテル氏を共同議長に選出

=経済・金融・産業=
・財務省、税制に関する法案を提出
グループ法人税制導入や濫用的租税回避への対抗策など

・Eurostat、財政赤字に中銀財団含めるよう引き続き主張

=経済指標=
・企業・消費者信頼感指数(10月) +7.2に上昇  企業部門が改善

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