今日の見出し(2019.2.18)

号外でお伝えしたように、春季国会 初日の今日、野党議員らは本会議場を退場。残業上限引き上げ法への抗議を続けるため。国営メディアMTVA、その後Magyar Suzukiの工場(エステルゴム)へ向かいました。

議員らは16時過ぎに工場に到着。サボー・ティメア議員(対話)は、同社の駐車場に、進入禁止のマークとロープがなされていると画像をFacebookに投稿。 「幹部は怖気づいたよう。でもノープロブレム、それでも工場に入っていくから!」としました。(16時10分頃)

議員らは、同社が年400時間の残業導入を予定、また労組設立の労働者の権利を奪っていると主張。(Magyar Suzukiは、400時間導入の予定はないと真っ向から否定)

更新情報: 議員らは結局、Magyar Suzuki幹部と面会は叶わず。17時過ぎから共同記者会見を現地で実施し、今後も面会要求を続けると強調しました。国から多くの補助金を受け取っている、つまり国民のお金であるのに、国会議員を無視することは断じて許されないとしました。(詳細の更新情報はお客様のみに号外で配信しています)

V4とイスラエルの合同首脳会合が、18日、19日に予定されていたものの、本年下期に延期。 ポーランド・モラヴィエツキ首相が、ネタニヤフ首相や外相のホロコースト関連発言に反発し、訪問を取りやめたため。 残りのヴィシェグラード3か国首脳は予定通り訪問。ネタニヤフ首相とは2者会談を行うとのこと。

ハンガリーとスウェーデンの間で火花。スウェーデンの社会保障相が、新家族政策について、「オルバーンは、純血ハンガリー人の子どもがより多く生まれることを望んでいる。このような政策からは、1930年代の臭気が漂ってくる」などとツィートしたため。

S&Pは15日夜、ハンガリーの格付けを1段階引き上げ、「BBB」に。見通しは「安定的」としました。

ヴァルガ財務相が日刊経済紙Világgazdaságに語ったところ、3月、遅くとも4月には景気下支えのための措置を発表します。世界、EUの成長鈍化が見込まれるため。一過性のものではなく、長期的に効果を発揮するものにするとのこと。一部は春季国会で「春季税制改正パッケージ」に含まれうるとしました。(記事では具体的な内容は記載されていないため、本日の添付文書には内容は含めていませんのでご留意ください)

自動車部品SEG Automotive (ミシュコルツ市)のストは15日18時に終了。労組側は、使用者側に圧力をかけ交渉を続けるには、参加者が十分ではなかったと説明。

今週金曜は、ガソリン、軽油とも 5 Ftずつ値上がりの見込み。平均小売価格は以下になります。

◎ ガソリン(95オクタン)⇒ 354 Ft
◎ 軽油 ⇒ 392 Ft
ハンガリー石油ガス会社は毎週水・金に卸売り価格を改定しています。価格はすべてリットルあたり。給油所により最大 50 Ftの違いがあります

本日の配信 

=内政・外交=
・春季国会開会 -野党は直ちに退場、Suzuki工場などに向かう
・V4+イスラエル会合延期へ ポーランドの反発で
・外務省、スウェーデン大使を本省に召喚 家族政策への批判で
・社会党党大会、トート党首を欧州議会選挙候補1位に

=経済・金融・産業=
・Magyar Suzuki、400時間残業計画ないと否定
・S&P、ハンガリー格付け1段階引き上げ
・ヴァルガ財務相: S&P格上げ当然、2段階引き上げるべきだった
・公的債務残高、18年末はGDP比70.9%に低下
・SEG Automotive、スト終了 -参加人数足りず
・Microsoftハンガリー子会社社長に、Magyar Telekom前社長就任

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