今日の見出し(2019.04.08)

5月の欧州議会選挙に向けたキャンペーン期間が正式に開始。オルバーン首相は再び、移民受け入れを容認して、自分たちのキリスト教欧州を失うか否かを前面に打ち出しました。そして、7項目から成るプログラムを発表。

秋のブダペスト市長選に立候補表明をしているプジェール氏は8日、野党陣営で候補者一本化を図る「予備選挙」には参加しないと警告。
自身を推すJobbik、LMP抜きで、左派系野党らが週末にブダペスト市23区区長候補で合意したため。

欧州委員会のマリアンヌ・ティッセン委員(雇用問題担当)は、本年1月から施行になった残業上限引き上げ法について、調査を開始したと明らかに。

ContiTech Fluidは、マコ―市の工場で数十人を解雇。今後、増える可能性も。

不発弾処理のため、10日(水)朝8時より、ブダペスト市内12区、1区の広範な区域(MOM Park近辺)で建物一時避難命令、通行止めになります。対象区域の画像を含めました。

自動車燃料価格が10日(水)に再び値上がりします。
ハンガリー石油ガス会社MOLが卸売価格を引き上げるため。
ガソリン(95オクタン)は3 Ft、軽油は2 Ft引き上げます。

給油所での平均小売価格は以下になります:
ガソリン: 395 Ft
軽油: 401 Ft
*給油所により最大50Ftの差があります。価格はすべてリットルあたり

本日の配信 

=内政・外交=
・欧州議会選挙キャンペーンが正式開始
オルバーン首相は、引き続き「ストップ移民」
・ハンガリー、ウクライナに抗議  ハンガリー系政治家の入国禁止措置で
・プジェール氏、野党側のブダペスト市長候補者選びを辞退と警告

=経済・金融・産業=
・欧州委、「奴隷法」で調査開始
・独自動車部品ContiTech Fluid、マコ―工場でリストラ
・政府財政、3月は赤字 1-3月期で既に赤字に
・国立銀行、国外事務所を閉鎖へ
・中国、ハンガリーからの家禽類輸入一時禁止を解除 2015年以来
・中国投資家、ザラエゲルセグでホテルオープン  自動運転コース建設で需要見込む

=その他=
・不発弾処理で避難命令、通行止めになる区域

=小話交差点=
オペラ座、白人役者に「黒人アメリカンがルーツ」と宣言要請
オール黒人キャスト “ポーギーとベス” で

オペラ座が、黒人のみキャストと限定される演目に、白人ハンガリー人を起用。 なおかつオペラ座総支配人が役者らに対し、アフロアメリカンがルーツとする宣言書に署名するよう要請していたことが発覚し、国内では週末から騒ぎになっています。また、英The Guardianも報じています。

この演目は、ジョージ・ガーシュウィンの『ポーギーとベス』(Porgy and Bess)。黒人コミュニティの風俗をリアルに描いた名作フォーク・オペラで、初演は1935年。ガーシュインの没後、兄のアイラは、1980年にキャスト全員を黒人にしなければならないというルールを導入。(そのため、黒人人口の少ないところではほとんど上演されない)

ハンガリーオペラ座は昨シーズンをこの演目でスタート。その時も国内外で議論になっていました。現在、4月5日から再演6回が決まっています。

オペラ座側は昨季、演目の著作権者と2年間の交渉を通じ、黒人オールキャストの制限は解除、ハンガリー人の素晴らしい歌手らが演じる権利を得たと説明していました。

Index.huが週末に報じたところによると、ハンガリー役者らは先週の再演前に、次の内容の文書に署名を求められました: 「私は、アフリカ系アメリカ人のルーツとその意識は、私のアイデンティーの不可欠な部分を占めているとここに宣言します。従って、私はジョージ・ガーシュインのポーギーとベスを演じることができることを特別に誇りに感じます」

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