2020年5月

今日の見出し(2020.05.29)

本日5月29日は、オルバーン氏が首相に就任してちょうど10年。ラジオインタビューでは、コロナ防疫や経済再生に関して、新たな「国民との協議」を行うと表明。フォンデアライエン欧州委員長が今週示した、7500億ユーロのEU復興基金には「拒否はしない」としながらも、慎重な見方を示しました。1-3月期GDPの第2報が発表に。速報の前年比2.2%増を確認。

今日の見出し(2020.05.28)

ブダペスト市では、明日29日から、レストランやカフェの店内での飲食が可能になります。また、全国で、屋外のスポーツ観戦、野外劇場、野外シネマ鑑賞は本日から可能に。政府は、公立学校に元警察官などを配置する「学校警備制度」を開始します。政府は、使い捨てプラスチック製品の禁止を2021年7月1日からとする方針を固めました。

今日の見出し(2020.05.27)

政府は非常事態宣言を終了に関する2つの法案を提出。1つは宣言終了に伴い、政府に付与された特別権限を国会に戻す法案。もう1つは、防疫措置や緊急経済措置が続くようにするための法案。「非常事態宣言」は終了するものの、政府は公衆衛生局長の勧告をもとに、国会の採決を経ないで「公衆衛生の危機」を宣言できることに。中央統計局が就業者数および失業者数(2-4月)を発表。4月のみで7.3万人が失業。

今日の見出し(2020.05.26)

政府は本日午後、コロナ感染拡大に伴う非常事態宣言を6月20日終了し、特別権限を国会に戻す法案を提出する予定。コロナ防疫で必要な措置は、これまでのように政令ではなく、法律としてしばらく残すことも提案。外国企業がハンガリー企業の株式を取得する際、特定の業種では許可制に。欧州人権裁判所が、国会議長は言論の自由を侵したとする判決。

今日の見出し(2020.05.25)

新型コロナウィルスの感染確認累計(25日)は3,756人 (22日比78人増)。死者は491人(15 人増)、回復は1,771人(184人増)。現在の感染者数は1,554人(61人減)。新規感染確認者数は、24日から25日にかけて、ほぼ2か月ぶりに20人以下に。また、回復者数の方が現在の感染者数を上回るようになりました。

今日の見出し(2020.05.22)

コロナ政府対策本部は、第一波は終わりに近づいているとの見方。多くの感染者、死者を出したブダペスト市営高齢者介護施設の施設長が辞任。デンソーのハンガリー子会社は、労働時間短縮に伴う給与補填制度を利用します。マジャールスズキは、生産体制を6月末から2シフトに増やす計画。それに伴い、400人を追加雇用する見込みです。

今日の見出し(2020.05.21)

政府は今月26日に、非常事態宣言を終了し、政府に与えられた特別権限を国会に返還する法案を国会に提出します。グヤーシュ首相府相が21日、記者会見で正式に発表。来月2日から幼稚園、保育園は全面的に再開、学校は補習は可。政府は、セルビアとの国境地帯に設けている「トランジットゾーン」の閉鎖を決定。今後の難民庇護申請は、ハンガリー在外公館のみで可能とします。

今日の見出し(2020.05.20)

国立医科大らによるコロナ感染のサンプル調査は、参加者が7割近くとなり、信頼水準に到達。国内の14歳以上人口のコロナ感染率は、0.6~0.7%と推定されます。政府は、EV購入の新支援プログラムを発表。より多くの人が手が届くように、安価なタイプへより手厚い支援(最大250万Ft)をします。逆に、高額車両を購入する場合は補助金なしに。

今日の見出し(2020.05.19)

新型コロナウィルスの感染確認累計(19日)は3,556人 (前日比21人増)。死者は467人(5人増)、回復は1,412人(113人増)。国会は本日、ブダペストとベオグラードを結ぶ超大型鉄道近代化事業に関わる情報を10年間非公開にする法案を成立させました。その他にも、市民登録において、後での性別変更申し立ては不可能とする改正案を含む包括法案も採択しました。

今日の見出し(2020.05.18)

政府は、コロナ非常時に与えられた特別権限を国会に返還する法案を5月26日に提出する方針。政府は、雇用を創出する企業に対して、給与支援をするプログラムを開始しします。また、コロナ禍で経営困難に陥りつつも、雇用を維持し投資事業を行い競争力向上を図る企業に対する支援プログラム(投資額の最大50%相当の無償資金援助)では、第1号として自動車部品製造会社3社が決定。

今日の見出し(2020.05.15)

オルバーン首相は5月末までにコロナ非常時に政府に付与された権限を、国会に戻すことができるだろうと見通しを述べました。セルビアのヴチッチ大統領とベオグラードで会談した後の発言。同時に、特別権限を返還したら、「事実無根の言いがかりをつけたすべての人に対して、ハンガリーに謝る機会を与える」と加えました。1-3月期のGDP(速報)が発表に。前年同期比2.2%増 (未調整値)。

今日の見出し(2020.05.14)

グヤーシュ首相府によると、政府は非常事態宣言下で付与された権限をなるべく早く返したいと考えており、6月末頃にそうなるかもしれないという見方を示しました。スィーヤールトー大臣と茂木大臣の電話会談では、日本からのアビガン錠の無償提供、ブダペスト・東京間の直行便開設に関して話したとのこと。日本人ビジネス関係者の入国制限解除に関しては、今朝の号外配信の通りです。

今日の見出し(2020.05.13)

政府は本日の閣議で、ブダペスト市とペシュト県で制限措置の緩和をするか最終決定はせず、カラーチョニ・ブダペスト市長などの意見をまず聞くとのこと。欧州議会では明日、ハンガリーのコロナ対応法(俗に政府への権限付与法と言われる)を審議する予定ですが、ハンガリーからの代表者を巡ってもめています。ハンガリー政府側からはヴァルガ司法相が参加要請、一方議会はプロトコールに従いオルバーン首相に固執。

今日の見出し(2020.05.12)

ハンガリー医大が進めているコロナ感染調査(無作為抽出で1.8万人弱を対象に調査)では、約半分終了。これまで8,276人がPCR検査を行い、陽性だったのは僅かに2人のみでした。ハンガリーのコロナ対応法を巡って、ジョージ・ソロス氏やヒー・フェルホフスタット氏(リベラル系のベルギー元首相)も批判。ハンガリー政府は、リベラル派による協調攻撃と反発。