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オルバーン首相は、追加の緩和措置は早くて来週末以降としました。ブダペスト市とペシュト県については、死者数に占める割合がまだ高く、これが下がらなければ「市民生活の再開」を開始するには慎重的と述べました。本日の国営ラジオインタビューでの発言。
一方で、今回の教訓として、マスク、呼吸器等の医療物資を国内で生産できる能力を持つ必要があると言及。
並行して本日、政府とデブレツェン大学は、国内の予防ワクチン工場の設立に向けて協力することで合意。
新型コロナウィルスの感染確認累計(8日)は3,178人(前日比28人増)。新規の確認数は減少傾向を示しています。死者は392人(9人増)、回復は865人(64人増)。
現在の感染者数は1,921人(45人減)。5日以来、連続で減少。
政府対策本部は本日の記者会見で、新規確認数が4日連続で減少していることを歓迎しながらも、地方で開始した制限措置の緩和の影響を見るには最低でも2週間必要としました。
対策本部が発表するPCR検査数は6日は7000件以上、7日は5000件以上と急激に伸びています。これについて、対策本部は、センメルヴェイス大学らが開始した国内のサンプル調査は含まれていないと説明。今週から、医療機関の段階的再開が始まったことから検査需要が増加していることも背景にあるとしました。(これまで医療機関は緊急性の高い治療、手術のみ受け入れていましたが、今週からは家庭医の一般診療、外来診療、歯科治療なども開始。ただし、予約義務、治療前の検査義務などが課されています。これらの措置については必ずしも明確ではなく、少なからず混乱が生じています。)
消費者物価指数(4月)は2.4%と大幅に減速。しかし、食品は8.7%増。逆に自動車燃料は22.7%減。また、コアインフレは4.3%と引き続き高い水準。
=コロナ関連=
・感染状況(26日)
・感染状況の推移(グラフ)
・1日あたりの新規感染、回復、死亡数
・ブダペスト・ペシュト県と地方の比較
=内政・外交=
・政府コロナ対策本部:国内でワクチン製造工場設立へ
・オルバーン首相ラジオインタビュー 追加緩和措置は早くて来週末から
・ハンガリー、キルギスと戦略的協力関係締結へ EUでは初に
=経済・金融・産業=
・政府財政(4月)は黒字 EU補助金流入などで
・債務返済猶予措置、60%が利用
・オンラインストア売上、急増
=経済指標=
・消費者物価指数(4月)+2.4%に大幅減速 食品は8.7%上昇
・貿易統計(3月)輸出は7.3%減
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