政府は、2019年度予算法案を国会に提出しました。
ヴァルガ財務相の発表によると、次の4つを柱としています。
① 安全
② 成長の維持(4%台)
③ 家族への支援
④ 完全雇用
一方で、ハンガリーの経済は安定しているものの、世界経済では不安材料があるとし、成長を失速させないよう準備金は本年の50%増しとしました。
税制では大きな変更はないとしました。雇用主が負担する社会貢献税は、これまでの計画通り、2019年は17.5%に2ポイント削減することが盛り込まれています。
本日の配信
=内政・外交=
・オルバーン首相: 2028年以降は純拠出国に EUで
・オルバーン首相: 基本法の全般的見直しを提案
=経済・金融・産業=
・政府、2019年度予算法案を提出 成長維持の担保に準備金は50%増
・政府債務残高における外貨建て、20%以下に
=経済指標=
・鉱工業生産(4月) 未調整値前年比+7.8%を確認(詳報) 自動車産業 +7.5%
・農畜産物 生産者価格(4月) 前年比1.2%増
=小話交差点=
オルバーン首相、病院での診察、順番超え
オルバーン首相が昨朝8時少し前、ブダペスト市内の外来専門診療所で、順番待ちの人たちを超え診察を受けたことが話題になっています。
廊下で待っていた患者らの証言によると、待っていたのは10人ほど。
首相は2人のガードと一緒に到着し、待っていた人らに挨拶、そして先に行ってもよいか聞きました。
そこでは、「ダメ」と正面切って言う人はもちろんなく、「どうぞ、もちろん!」と言った人もあったとのこと。しかし、その後、ブツブツと文句を言っていた人もいたとのこと。
首相ともあろう人物が、なぜ普通の診療時間に、普通の病院に赴いたかは不明。診察は5分で済み、首相は処方箋を持って出てきました。(その日はスロバキア首相と会談がありました。)
経済週刊誌HVGの電子版によると、8時に来た人がそのまま待っていれば、待合時間は4-5時間とのこと。しかも、待合場所(廊下)はクーラーも窓もなく30度前後で、椅子さえも足りない状態だったとのこと。
この病院エピソードでは、早速ジョークが浮上。
オルバーン首相: 「先に行ってもいいですか?」
患者: 「ダメ、私の順番なのだから。(”én vagyok a soros”)
と、ソロス氏にかけたもの。
ソロス(ハンガリー語では“ショロシュ”。ショル=Sorは列のことを指し、Sorosとなると、順番待ちしているのは私なのだから、といった意味になります。)
当サイトにご訪問いただき有難うございます。
すべての内容をご覧いただくにはご契約が必要となります。
詳細はこちらをご覧ください。