ハンガリー政府は、昨日の欧州議会での制裁手続き開始承認は無効という考えを示しました。採決にあたり、棄権分を含まなかったため。ハンガリーとしては3分の2超の支持かを見極めるには、棄権分も含めるというスタンス。
グヤーシュ首相府相は本日の定例記者会見で、今後、法的措置を検討するとしました。
政府と学術界最高峰の科学アカデミーの間では、夏前から来年度予算激減を巡って衝突がありましたが、ここ数日、さらに悪化。革新技術省はアカデミー下の研究所ネットワークから約3分の1を直接の管轄下に収めるとともに、一部の研究所は完全閉鎖にする考え。(本日は、完全閉鎖の対象になるのは経済研究所の模様と報じられています。)
一方、国立コルヴィヌス大学(旧ブダペスト経済大学)については、グヤーシュ首相府相が本日、19年7月より国の財団形式の組織に運営が引き継がれると発表。明日、関連記事をお伝えします。
全般的に、オルバーン政権は学術界も直接のコントロール下に置こうとしているようです。
本日の配信
=内政・外交=
・政府: 欧州議会での採決方法に異議 -何も採択されていない
・ポーランド政府、ハンガリーを擁護 制裁への動きは阻止へ
・ハンガリー、国連のブラックリスト国のリスト入り 外相は「報復」と反発
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=経済・金融・産業=
・MOL石油化学子会社、大規模ポリオール工場を建設 独ThyssenKruppと合意
・ショッピングモールMammut、南ア系不動産投資ファンドに売却
・Wizz Air、ブカレスト便などを廃止
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