オルバーン首相は、欧州議会最大会派EPP(欧州人民党グループ)から、Fideszを排除しようとするのは、ライバルに利をもたらす「役に立つ馬鹿」と発言。ドイツの新聞によるインタビューで。
その間、Fideszを排除しようとするEPPメンバーは増えて、10政党に。3月20日のEPP首脳会議で議題にする可能性が増大しています。
ただ、これらの政党が欧州議会に送り出している議員数はそれぞれ5人以下。ドイツ、フランスなどEPP内の主要政党からは、排除の正式要請はでていません。また、マンフレード・ウェーバー氏(EPPの次期欧州委員長候補・ドイツ)は、オルバーン首相に反ブリュッセルの広報キャンペーンを止め、謝罪するよう要請しているものの、「排除」提案というハードラインにはなっていません。
ハンガリー政府の方は、キャンペーンをやめる気はさらさらありません。ユンケル欧州委員長の顔写真入りのキャンペーンは今月15日までですが、その次はティマ―マンス副委員長の写真になるとのこと。また、欧州委員会が発表した反論文書に、政府も8ページの反論文書を発表。
経済では、韓国系タイヤメーカーHankookの労働者らが、経営陣がストをしないよう脅かしているとしています。労組は本日会合の開催を求めています。(前回は、経営陣出席せず)
貿易統計(2018年)では、貿易収支は引き続き黒字ながらも、17年からは3分の1ほど減少。輸入の伸びが輸出を上回る状態が続いています。
本日の配信
=内政・外交=
・オルバーン首相: EPP内からFidesz排除要請するのは「役に立つ馬鹿」
政府、欧州委の反論文書に反論
・次の反ブリュッセル広報の主役は、ティマーマンス欧州副委員長へ
反ユンケルポスターは15日で終了
・ウェーバー氏: 反ブリュッセル広報は止め、謝罪すべき
=経済・金融・産業=
・Hankook労働者: 経営側が脅す
・18年住宅ローン、30%以上拡大 固定金利増える
・国内最大手OTP銀、18年利益1兆ドルを超える
・鉄道業界団体、中国商工会議所と協力協定締結
=経済指標=
・貿易統計 (2018年) 貿易黒字は大幅縮小
通年では4.9% (調整値は5%)
・ハンガリー製造業購買担当者指数PMI (2月) 55.7に上昇
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