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トリアノン条約調印100年で、極右系団体が本日夜、ブダペスト市内中心部をデモ行進する予定です。（詳細は本メール末尾をご覧ください）
新型コロナウィルスの感染確認累計（５日）は3,970人 （前日比16人増)。死者は542人（3人増）、回復は2245人（40人増）。
現在の感染者数は1,183人（27人減）。
センメルヴェイス医科大学のメルケィ学長は、夏はコロナウィルスの感染拡大は縮小するものの、第2波は10～11月に来る可能性があるとしました。（民放ラジオ局Infostartによるインタビュー）
ただし、第2波は、第1波ほど大きくはならず、これまでのような厳しい制限措置は必要ないだろうという見解を示しました。しかし、予防のための細心の注意は引き続き必要としました。
学長によると、3月初旬から5月初めにかけて、実際の感染者の数は推計2～3万人程度。一方、5月に同大学などが行ったサンプル調査が実施された期間では、感染者は確実に2000人以下と加えました。
オルバーン首相は本日、ベラルーシの首都ミンスクを訪問。ルカシェンコ大統領とは、2国間関係は良好で、もっと深く政治的・経済的に関係を強化していくべきと一致しました。
鉱工業生産（4月）と、観光統計（4月）が発表に。どちらもコロナの影響で過去に例を見ないほどの下落率となりました。
鉱工業生産は、前年年同月比で－36.8% （未調整値)。速報のため詳細は不明ですが、自動車・自動車部品の落ち込みが激しかったとのこと。工場休止が相次いだことが影響しました。家電や食品はそれほどの低下ではなかったとのこと。
一方、観光統計の宿泊日数では同97％減。皆無に近くなりました。
国内南部のチョングラード県（県都はセゲド市）は昨日のトリアノン条約調印100年を機に、チョングラード・チャナード県に改称されました。
チャナード県は、トリアノン条約前はハンガリー領土でした。条約後は一部、ハンガリー領土で残ったものの、県名からは外れていました。チャナード県の旧県都だったマコー市らの提案で、ラーザール前首相府相が提案、2017年に国会で採択されていました。
＝コロナ感染状況＝
・感染状況（5日）
・感染状況の推移（グラフ）
・1日あたりの新規感染、回復、死亡数
・ブダペストと地方の比較
＝コロナ関連情報＝
● 老人ホーム訪問は条件付き可能に、病院面会は不可
＝内政・外交＝
● オルバーン首相、ベラルーシ訪問 ルカシェンコ大統領と政治経済関係強化へ
● ハンガリー、オーストリア、チェコ、スロバキア国民は制限なしで移動可能に
＝経済・金融・産業＝
● 欧州司法裁判所、ハンガリーの主張を支持 たばこ、小売業への累進税で
● 労組連合ら、「奴隷法2.0」と反対
● リストフェレンツ空港管理会社、19年利益は再投資に 配当なし
＝経済指標＝
● 鉱工業生産（4月速報） 前年比マイナス36.8％ 営業日調整後マイナス36.6％
● 観光統計（4月） 宿泊日数97％減 コロナで壊滅的打撃
■■極右系団体のデモ行進について
時間： 19時～21時30分
行進ルート： 英雄広場➞Andrássy út (アンドラーシ通り)➞ Jozsef Attila utca (ヨ―ジェフ・アッティラ通り) ➞ Sas utca(シャシュ通り) ➞ Szabadság tér（自由広場）
主催団体Hatvannégy Vármegye Ifjúsági Mozgalom（HVIM、64県若者運動）は2001年に設立。名称は、トリアノン条約調印前のハンガリー王国が64県だったことから。国境外在住となったハンガリー系すべての人との統合、トリアノン条約の修正を求めています。HVIMは、現在は新政党「我々の祖国運動」のトロツカイ党首が2013年まで代表を務めました。
HVIMは毎年、こうしたデモ行進を行っています。今年の告知では、参加者に対し黒いマスクを着用すること、可能なら黒い洋服を着るよう求めています。また、コロナ時のためお互い1.5メートルを保つようことを求めています。
現在、コロナ感染予防のため集会は原則禁止ですが、HVIMによると、警察はトリアノン記念行事扱いで許可。（国は、地方自治体などによる小規模記念行事も、対人距離など確保するという条件で認めている）
HVIMのFacebookページによると、本日10時時点で、参加予定は170人、興味ありは300人。HVIMは他の団体にも参加を呼び掛けています。
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