今日の見出し(2018.04.10)

オルバーン首相は本日、新政府は、人事面で多くの、また構造面で一部の変化をともなうとしました。外国プレス向けの記者会見での発言。

選挙結果に関しては、国民から最も強固な負託を受けたとしました。有権者は、「移民流入」と「国家の主権」を最も重要な問題と位置づけたと述べました。

また、ユンケル欧州委員長と電話で話したとし、1-2週間内にハンガリーを訪問することも明らかに。

シミチカ氏が持つ反政権スタンスのMagyar Nemzetに関しては、「明日が最後の印刷」と発表されたものの、午後には、「政治の新しい形(LMP)」の執行部メンバー、ウンガール・ペーテル議員が買収を提案したと報道されました。

その後、自身もその方針は認め、本日中に正式に提示するとしました。価格交渉はあるだろうが、買収意欲は事実、としました。ウンガール議員は弱冠20代ながらも、亡父から巨額の遺産を相続したことで知られます。ただ実母は、オルバーン政権と密な関係を持つシュミット・マーリア氏。

反政権デモが14日17時30分から、ブダペスト市オペラ座前で行われます。(当初の15日、コシュット広場前から変更) デモは、「自由なハンガリーを欲する人、ヘイト・フリーの政治、この窒息しそうな状況から解放されたい人は誰でも」と参加を呼び掛けています。

Mérce.huによると、組織するのは、教育改革を求めデモをしたグループや、ネット上で有名な猫「エルジ」の飼い主のホモナイ・ゲルゲィ氏など。(同氏は、猫の目から見た世界と称し、現政権批判を綴っている。)

経済面では、消費者物価指数(3月)が前年比で2.0%。

詳しくは、本日の配信をご覧ください。

【本日の号外での補足説明】
本日配信したヴォナ党首のニュースに関して以下、補足します。
ヴォナ党首が自身のFacebook上で発表したのは以下の2つでした。
① 党首の辞任、および新たな党首選挙では立候補はしないこと
② 比例で得た国会議員のポストも辞退すること

これをとらえ、一部のメディアは「政界から引退」、「遠ざかる」と報じました。
ただし、自身のFacebookでは、「Jobbikは第2党として選ばれ、国内野党勢では真の勢力である」としたうえで、「このコミュニティ強化のために、可能な限り尽力する」とも書いています。そのため、完全な政界引退かどうかについて結論付けるのは早計のようです。

本日の配信 

=内政・外交=
・オルバーン首相: 政府は大幅再編
「ストップ・ソロス」法案、成立させるよう付託された
・外国指導者らから祝辞
ルクセンブルグ外相は批判コメント
・CEU大学、ウィーンと協定締結  キャンパス設置へ
・ヴォナ党首、国会議員辞退
・Magyar Nemzet発行会社、発刊終了を発表
・小野党LMP議員が買収を提案

=経済指標=
・消費者物価指数(3月) +2.0%

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