今日の見出し(2018.04.27)

オルバーン首相は本日、第4次内閣名簿を発表。昨日配信した顔ぶれと変わらないものの、いくつか新たになったこともありました。

1つは国家経済省が財務省に。もう1つは国家開発省はなくなり、「革新技術省」が創設されます。

来る5月2日には、欧州委員会が次期中期予算(2021-2027年)案を明らかにします。英国のEU離脱後初となることの他、EU補助金に法支配の状況などを条件として紐づけすると言われ、様々な面で注目されます。

就労者数(1-3月)は443万人。前期(12-2月)より僅かに減少。そのため失業率も0.1ポイントほど上がり3.9%に。ただし、引き続き低い状況が続きます。

ピエール・モスコヴィッシ欧州委員(経済財政問題、税制、関税担当)は本日、20番目の次のユーロ導入国はブルガリアになるのは間違いないと発言。ただし、拙速にすべきでもないと加えました。 ブルガリアは本年中にERM2参加(通常2年)したいとしています。ブルガリアの首都ソフィアで行われているEU経済財政相(ECOFIN)会合出席前に報道陣にコメントしました。

一方、ハンガリー国家経済省によると、ヴァルガ大臣は本日も、ECOFIN会合で、ユーロ導入は急がないという政府の考えを繰り返しました。ハンガリーはマーストリヒト条件(債務残高、財政赤字、金利、インフレなど)は満たしていても、経済競争力の観点からユーロ圏と収斂しない限りはユーロを導入しない考え。

本日の配信 

=内政・外交=
・オルバーン首相、第4次内閣名簿を発表
・移民流入抑制のアフリカEU共同文書案、ハンガリーのみが拒否
・「報道の自由度」ランキング ハンガリー、順位落とす

=経済・金融・産業=
・ハンガリー「税の楔」引き続き高く  ただしOECD中順位は改善
=経済指標=
・就労者数、443.5万人 (2018年1月-2018年3月) 前期比では減少
・失業者17.8万人  失業率3.8%

お知らせ◆
ハンガリーは4月28日から5月1日まで4連休となります。
(5月1日がメーデーのため)
「ハンガリー経済情報」もその間、休刊となります。
次回配信は2日(水)になります。

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