今日の見出し(2018.05.24)

グヤーシュ首相府相は本日、定例記者会見を開き、来週火曜にも強化された「ストップ・ソロス」包括法案を国会へ提出すると述べました。

オルバーン首相はそれより先23日、6月20日までに法案の成立を図ると述べていました。 ブダペスト市の高齢者サークルを再訪問した際の発言。このサークルには選挙前にも訪問しており、その時も、また今回も、その様子を自身のFacebookにアップしています。

ブダペスト市で講演したトランプ大統領の元側近スティーブ・バノン氏は、「オルバーン(首相)はトランプの前に、トランプだった」と発言。オルバーン首相を高く評価しました。

経済では、欧州中央銀行がハンガリーについて、ユーロ導入の参加要件は5つ中、2つしか満たしていないとし、構造改革を促しました。(ハンガリー政府は自らの意思で入らない1つの要件以外はすべて満たしているという考え)

一方、国内第5位のMKB銀行のバログ会長は、2019年年初にも同銀行を上場させ20-30%の株式を流通させる計画をしているとしました。同時に、Budapest Bankの民営化では買収を視野に入れていると発言。

MKB銀行は再民営化されて、何段階かを経て、結局は首相に近い実業家メーサーロシュ氏や国立銀行総裁のいとこやバログ氏の会社が株式の過半数を占めることになっています。

国際経営開発研究所(IMD)の競争力ランキング2018年版では、ハンガリーは5つ順位上昇。昨年の世界経済フォーラム(WEF)による順位改善と合わせ、ヴァルガ財務相はハンガリー競争力評価の転換期を迎えたと歓迎しました。

本日の配信 

=内政・外交=
・ 政府、強化されたストップ・ソロス包括法案を29日に国会提出  6月中に成立見込み
・ ハンガリー人、EU支持高く  61%へ5ポイント上昇 (Eurobarometer)
・ 人権NGO、Fideszの排除キャンペーン開始

=経済・金融・産業=
・ ECB: ハンガリーはユーロ導入基準2つしか満たしてない
・ ハンガリー人、ユーロ導入の支持59%
・ MKB銀、上場へ 株式最大30%を流通  Budapest Bankの買収も視野に
・ ハンガリー競争力、47位に改善 IMD報告書

=小話交差点=
ブラハルイザ広場のCorvin、アルミ外壁取り除き

ブダペスト市内ブラハルイザ(Blaha Lujza)広場にあるCorvinデパートのアルミシート外壁の取り除き工事が開始になりました。中から見え始めたのは、もともとの古い建物。

この建物は1926年に完成。しかし1956年のハンガリー革命の際、ソ連軍の戦車侵攻により攻撃を受けるなどし外壁が痛みました。しかし、修復するのではなく1968年にアルミの板で覆いました。(このようにアルミ板で覆ってしまった例は、2区のマルギット環状通りでもあり)

しかし実は、アルミの板で覆っている方が建物の痛みは激しいとのこと。今回、ブラハルイザ広場は再整備のため大々的な工事が行われ、Corvinの改修もその一環。2019年末までに完成予定。

競泳ホッスー選手、新たにコーチ探す

リオ五輪・競泳で3つの金メダルを獲得したホッスー・カティンカ選手は本日、自身のFacebookに、夫でコーチだったトゥシュアップ氏とは残念ながら私生活での問題を解決できなかったとし、新たにコーチを探すと投稿をしました。

ホッスー選手とトゥシュアップ氏は昨年11月に関係に亀裂が入り別居したことが明らかに。本年に入り、離婚ではなく2人でセラピーを受け、修復の道を探るとしていました。その際、新たにコーチを探すことはその時点ではないともしていました。

その後、トゥシュアップ氏の誕生日に日本の富士山に登っていたこともインスタグラムで公開。しかし結局、修復できなかった模様。

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