今日の見出し(2019.3.18)

オルバーン首相は15日、1848年革命記念日の式典におけるスピーチで、「キリスト教文化なくして欧州の自由はあり得ない」と訴えました。

米投機家ソロス氏やユンケル欧州委員長を名指しで批判することはなく、言わなかったこと自体が国内一部のメディアではニュースとして扱われました。

今週は、20日の欧州議会「欧州人民党グループ(EPP)」での会合が注目されます。Fideszの排除提案を議論することになっているため。ただし、採決まで一気に進む可能性については不明。

一方、政府は自分たちに対して排除要求が出ているにもかかわらず、留まるかどうかを決めるのはあくまでも自分たちと言う立場。ロガーン官房省相は、EPPがすべて移民受け入れ積極派にならない限りは、EPPに留まり欧州の再生を目指す、と述べました。

ニュージーランド・クライストチャーチで15日に起きたモスク銃乱射事件の主犯ブレントン・タラント容疑者は、2018年秋にハンガリーやブルガリア、ルーマニア、バルカン諸国を訪問していたことが明らかになっています。

所有していた銃には、バルカン半島でのオットーマン支配に立ち上がった歴史上の人物の名前がいくつも書かれており、その中にはハンガリー人のフニャディ・ヤーノシュ、その叔父のスィラーギ・ミハーィの名前もあることが確認されています。

この事件では、オルバーン首相がアーダン首相宛てにメッセージを送り、犠牲者への哀悼の意を示しました。

韓国系タイヤHankookのストは、先週火曜日開始以来、本日も続いています。

本日の配信 

=内政・外交=
・オルバーン首相の演説(15日): キリスト教文化を守るよう訴える
・ロガーン氏: EPP全体が移民受け入れ積極派になるまでは留まる
・野党らは共同で集会 打倒オルバーンで結集
・Echo TV、Hír TVへ統合 (政権寄りメディア内での再編)

=経済・金融・産業=
・Hankookスト、7日目に
・ディスカウント小売りAldi、脱プラスチック化を促進
・EU新車乗用車登録台数: 2月は1.0%減   1-2月では2.9%減

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