2019年10月

今日の見出し(2019.10.30)

ロシアのプーチン大統領が本日15時前、ブダペストに到着。オルバーン首相との会談のため、そのまま市内の首相官邸に向かいました。本日、租税当局NAVが、野党モメントゥムの党本部(ブダペスト市)を事前予告なしに家宅捜索しました。Audiハンガリー子会社は近く、1200人程度の人員削減をする模様。全社員の1割近くになります。

今日の見出し(2019.10.29)

アーデル大統領は、ポルト・ペーテル検察庁長官を再指名すると国会議長に伝えました。本年12月に任期満了となるため。政府は健康リスクのある食品への税「チップス税」の対象範囲の拡大、また税額の引き上げを計画しています。日刊紙Népszavaが報道。砂糖不使用でも人工甘味料を含めば課税対象とすることを提案。

今日の見出し(2019.10.28)

社会党幹部だったセゲド市長ボトゥカ氏が離党を発表。社会党は長らくカリスマリーダー不在で、支持率も下降をたどっているところ、また一つの打撃となりそうです。政党支持率調査では、引き続き与党が首位であるものの、野党を合算した支持率は与党をわずかに上回りました。

今日の見出し(2019.10.25)

オルバーン首相は今朝、隔週ラジオインタビューで、トルコ問題、地方選挙、ブダペスト市との関係、ジュール市長スキャンダルなどについて話しました。カラーチョニ・ブダペスト市長は本日、公務員労組主催の会合に出席し、市営会社の職員の賃金上昇や労働環境改善に努めると約束しました。

今日の見出し(2019.10.24)

与党が地方選挙で幾つかの重要地域で敗北したことを受け、政権の地方政府との関係や、開発事業への姿勢に変化が見られています。これまでは、競技場の建設などは、国が推す形で進んでいましたが、オルバーン首相は22日、国会で、地元住民が支持しないものは進める意味はないと発言。自治体は、何が必要で何がいらないかきちんと決めるべきと、少し苛立った様子を見せながら答弁しました。

今日の見出し(2019.10.22)

小野党「対話」は、ブダペスト市長にカラーチョニ氏が選ばれたことを受け、同氏の提案を国レベルでも反映していくよう、国会に法案を提出する方針。労働法典での条件付き残業時間400時間/年に関わる条項廃止など7項目。ハンガリー国防軍はトルコ製の軍用装甲車を購入する見込みですが、軍や国の関連会社が直接買い付けるのではなく、民間企業が輸入するようです。

今日の見出し(2019.10.21)

秋季国会が本日開始。オルバーン首相は、13日の地方選挙では与党が過半の支持を得たため、これまでの重要政策を続けると表明。演説中には、ハドハーズィ議員(無所属)が、プラカートをオルバーン首相の檀上前に掲げて妨害するシーンも。ドイツ与党CDU・CSUの議会会派副代表は20日、ハンガリーがEUの結束を乱してトルコのシリア北東部攻撃を支持してきたと強い不満を表明。

今日の見出し(2019.10.18)

オルバーン首相は、欧州委員候補にはヴァ―ルヘィEU大使のみを引き続き推す方針を明らかに。女性の候補提示はない模様。トルコ・エルドアン大統領お墨付きのマアリフ教育財団(Maarif Foundation)が、ブダペスト市に学校設置へ。カラーチョニ・ブダペスト新市長は、資産価値5億Ft超の住宅への課税提案について、既に条例の取りまとめ準備にかかっていると述べました。

今日の見出し(2019.10.17)

カラーチョニ新ブダペスト市長は、自転車で市庁舎に。エコな街づくりを掲げるカラーチョニ氏らしい初登庁となりました。初日は友好的なムードが漂っていたものの、カラーチョニ氏の数々の提案を巡っては、実現には様々な障害が立ちはだかるだろうというのが国内での見方。市民公園の再整備事業でも、事業会社は既に建設許可はすべて交付済みで市がストップする法的権限はないと一蹴。

今日の見出し(2019.10.16)

ブダペスト市長に明日、正式就任見込みのカラーチョニ氏が、Index.huによる1時間近くのインタビューで、数々の政策提言をしました。例として、次のようなテーマにつき語っています。

– 市民公園(英雄広場隣接)の再整備事業について(建設許可が未交付のものは計画ストップ)

– ブダペスト交通公社BKVで、14歳以下の運賃無料化について

今日の見出し(2019.10.15)

オルバーン首相は昨日から、テュルク評議会(Turkic Council)の首脳会合に出席するため、アゼルバイジャンの首都バクーを訪問。
トルコ・エルドアン大統領などと会談したほか、テュルク評議会各国との経済協力強化のため、輸出入銀行の信用枠設置も発表しました。マトルチ中銀総裁は、ハンガリーの「恥ずべき10項目」を発表。肥満問題については、砂糖へ課税すべきと提言しました。

今日の見出し(2019.10.14)

13日の統一地方選挙の主要結果
● ブダペスト市長選挙ではカラーチョニ・ゲルゲィ氏(44歳、ほぼ全野党推薦)が当選。9年間姿勢を担ったタルローシュ・イシュトヴァ―ン氏(与党推薦)は敗北。
● ブダペスト市23区長でも、野党は予想以上に善戦。
野党 ➞ 14区で勝利
与党 ➞ 9区で勝利(うち2区は無所属だが、事実上の与党推薦)

今日の見出し(2019.10.11)

13日は統一地方選挙です。選挙当局によると、有権者は約825万人。

選挙キャンペーンでは、与党Fidesz・KDNPが、野党の首長誕生ならば移民が大量に流入と、引き続き警告。オルバーン首相は、地元の発展を願うならば、国と協力する与党候補に票を投じるべき、そうすれば予算配分は確実とほのめかしました。

今日の見出し(2019.10.10)

トルコのシリア攻撃を非難するEUの共同声明の発表が、ハンガリーが草案を拒否したため遅れることに。EUでは、共同で非難声明などをする際、これまでにもハンガリーが拒否権を行使したことがあり、ルクセンブルグ外相などは不満を吐露。

これについて、グヤーシュ大臣は、戦争は反対だが、トルコが400万人の難民移民を帰還させようと措置を講じるならば、それは支持しなければならないとしました。