今日の見出し(2020.12.09)

国内外の複数の報道によると、ハンガリー、ポーランド、ドイツ(現EU議長国)は、EU次期中期予算およびコロナ復興基金と「法の支配」結び付け問題に関して合意に達しました。合意内容に関する報道は一様ではありませんが、総じて、ハンガリーとポーランドは次の2点で譲歩、合意した模様です。ワクチン接種に関する公式サイトには、1日で10万人以上の希望登録があったとのこと。

今日の見出し(2020.12.08)

センメルヴェイス医科大学のメルケィ学長は本日、コロナ感染状況は「高台」に達したという見方を示しました。先週の下水調査でも、「増加」傾向を見せたのはエゲル市のみ。スィーヤールト―外務貿易相は本日はトルコを訪問。外相と会談したほか、エルドアン大統領にも表敬。EU安保はトルコの手にかかっているとの考えを改めて表明。またトルコ・EU関税同盟の再活性化、拡大を支持するとしました。

今日の見出し(2020.12.07)

政府は本日、現在のコロナ制限措置を1か月延長する旨決定。今週の一番の注目点は、EU首脳会合。現在の議長国であるドイツは、7か年次期中期予算とそれに含まれるコロナ回復基金の採択を図りたいところ、ハンガリーとポーランド政府は引き続き拒否。両国抜きの「プランB」が浮上しています。一方、ブダペストとワルシャワ市長は、地方自治体に直接資金が配分される仕組みの構築を求めています。

今日の見出し(2020.12.04)

EU予算配分と「法の支配」の結び付けについて、ポーランドのゴウィン副首相が昨晩、「解釈宣言」を付与したら拒否は取り下げる用意があると発言。両国首脳は数日の間に2回も対面で協議し、がっちり手を組み拒否することを確認、声明まで発出していたため、驚きをもって報じられました。日系TDKハンガリーが追加投資事業を発表。「競争力改善の投資事業に対する支援」を利用したもの。

今日の見出し(2020.12.03)

クリスマス、大晦日については、家族が会えるよう「特別措置」を講じる方針を示しました。仮に、現在の一連の厳しい措置(12月10日24時まで)の延長を決定しても、クリスマスには一部緩和する必要があるという見方を示しました。来週には決定します。(その後、オルバーン首相が自身のFacebookで、12月7日に決定事項を発表すると明らかにしました。) 

今日の見出し(2020.12.01-02)

Fidesz重鎮でもあったサーィエル元欧州議員の不祥事が国内外で騒ぎになっています。日曜に突然辞職を発表。実は、その前々日の夜に、ブリュッセルでコロナ集会規制を破り乱交パーティに参加し、警察に摘発されたことが明らかに。オルバーン首相とポーランドのモラヴィエツキ首相が再び会談。EU次期中期予算(コロナ復興基金含む)を巡る交渉打開には、議長国ドイツが新たな提案をすべき、という考え。

今日の見出し(2020.11.27)

政府は来週にも、新型コロナウィルス予防ワクチンの接種希望者の事前登録システムを開始します。ワクチン関連では、ロシア保健大臣が本日、ブダペストを訪問。Sputnik Vワクチン製造工場に、ハンガリー専門家を招請。オルバーン首相はポーランドのモラヴィエツキ首相とブダペストで会談後、EU次期中期予算(コロナ復興基金含む)と「法の支配」紐づけには拒否を続けると表明。

今日の見出し(2020.11.26)

本日はポーランドのモラヴィエツキ首相がブダペストを訪問。オルバーン首相と会談します。EU次期中期予算(コロナ復興基金含む)への拒否や7条制裁回避で戦略をすり合わせると考えられます。政府は昨日の閣議で、現在のコロナ制限措置を維持すると決定。グヤーシュ首相府相によると、次回の見直しは来週水曜(12月2日)の閣議の予定。

今日の見出し(2020.11.30)

文化関連の政府コミッショナーが28日、ジョージ・ソロス氏をヒトラーとなぞらえ、「欧州はソロスのガス室」などとしたオプエド記事を投稿し、大きな波紋を呼びました。スィーヤールト―外務貿易相は本日は3か所で企業の投資事業および国からの補助金を発表。そのうち1社は、住友電工グループ傘下のSEWS-Components and Electronics Europe Kft.です。

今日の見出し(2020.11.25)

コロナ新規感染者数は3日連続で4000人を切りました。ただし、これには先週金曜から始まった福祉施設職員や教員の集団検査の結果は含まれていません。オルバーン首相が「欧州はソロスネットワークに屈してはならない」という長い記事を発表。外務省はウクライナ大使を召還。政府高官が入国を拒否されたため。ヴァルガ財務相によると、本年の成長率はマイナス6.4%の見通し。

今日の見出し(2020.11.23)

オルバーン首相は本日、65歳以上専用の買い物時間を導入する旨発表。先週金曜から始まった特定分野の集団検査では、本日から1週間かけて学校教員、幼稚園・保育園保育士を集中的に検査します。対象は19.1万人ですが、検査は強制ではなく任意。バイデン氏が国務長官に指名するとされるブリンケン氏はハンガリー系。父は元ハンガリー大使。

今日の見出し(2020.11.20)

高齢者介護などの社会福祉施設、教育現場での集団コロナ検査が開始に。政府は、職員らを守ることの他に、これらの現場での感染割合を見るのも目的としました。合計37万人が対象になります。主要医科大学のセンメルヴェイス大学のメルケィ学長も、コロナ陽性が判明。一方、コロナに感染し隔離中だったスィーヤールト―外務貿易相は昨夕、2回のPCR陰性結果を経て復帰したことを発表。

今日の見出し(2020.11.19)

ハンガリーはこれまでに、英、米の製薬会社3社と新型コロナウィルス予防ワクチン合計1200万回分に関して予約注文を完了。EU次期中期予算からコロナ復興基金を切り離すオプションについて、グヤーシュ大臣は、理論的にはありえても、実際には難しいだろうとコメント。しかし、南欧らに一刻も早く資金を供給するために、復興基金を切り離し「法の支配」条件をつけない解決法があるなら、支持しうるとしました。