オルバーン首相は、人口問題サミット(於ブダペスト市)で、人口減少は移民受け入れでは欧州の住民入れ替えにしかならず、家族政策が真の解決策と強調。また、人口増が地球生態系に負担になるというグリーンの主張は強く否定。外相は、EU内での税率ハーモナイゼーションには引き続き反対。
TAG オルバーン首相
先週の見出し(2019.08.21-08.25)
政府は、年金受給者に電気ガス料金の支払い用として、合計9,000Ftの金券配布を決定。政府は、「好調な経済の恩恵を、高齢者とシェアするため」であり、10月の地方選挙とは関係ないと説明。トルコ・エルドアン大統領、11月訪問へ。検察は、Microsoft贈収賄疑惑での捜査を開始。
先週の見出し(2019.08.12-08.20)
ベルリンの壁崩壊につながった「汎ヨーロッパ・ピクニック」から30周年。オルバーン首相はメルケル独首相をピクニック開催地だったショプロンでの式典に招待し、その後会談、そして共同記者会見を行いました。経済では、 GDP伸び率(4-6月期)が、前年比4.9%増(未調整値)、5.1%増(調整値)。
先週の見出し(2019.07.22-07.28)
オルバーン首相が、ルーマニアの夏季大学で毎年恒例の基調講演。民主主義にはYes、リベラリズムにはNoと言ったことが、過去山積していた問題から立ち直り、経済的な安定につながったと主張。また、非リベラリズムこそが、キリスト教主義や国家の伝統を守るものと改めて述べました。今年はさらに、フィンランドを牽制することも忘れず。
先週の見出し(2019.07.08-07.14)
春季国会が12日で終了。最終日には、2020年度の税制改正包括法案、予算法案などが成立しました。また、野党デメテル議員の訴追免除特権が一時停止に。中国・王毅外相がハンガリー訪問。日本企業関連では、東レが、電気自動車(EV)のリチウムイオン電池向けセパレータフィルム工場を建設すると発表。
先週の見出し(2019.07.01-07.07)
オルバーン首相は、欧州委員会の次期委員長候補としてウルズラ・フォンデアライエン独国防相がEU首脳会議で指名されたことを歓迎。
国が学術研究への支配を強めると懸念される法案が、国会で可決。これにより、科学アカデミー(MTA)の付属研究所は、NTAから切り離されます。秋の地方選挙に向けて、左派リベラル系野党と右派Jobbikの協力が進んでいます。
今日の見出し(2019.06.13)
オルバーン首相は、欧州議会会派EPPの賢人委員会に対して、国内の民主主義や法支配の状況は心配することは何もないと説明する手紙を送付。
ハンガリー裁判所の独立性については、憲法(基本法)で保証されているとしました。CEUについては、ウィーンへの移管はCEU自らが決めたことで、政府はなんの強制もしていないとしました。
ハンガリーで、メディアのニュースを信頼しているとした人はわずかに28%に留まりました。
今日の見出し(2019.05.17)
オルバーン首相は定例ラジオインタビューで、大金を持った「リベラル・マフィア」らが、移民を止める有効な手段はないと、世界中を信じ込ませようとしていると発言。Mercedes-Benz ハンガリーの18年の販売売上高は約35.5億ユーロで、2017年からほぼ横ばい。一方で、営業利益、税引き後利益などは軒並み二ケタ台の上昇となりました。
今日の見出し(2019.05.16)
Facebookは、政権お抱えメディアMediaworksのFBページ上での広告掲載を禁止に。これに対して、KESMA(Mediaworksが属す財団)に加え、グヤーシュ首相府相やコヴァ―チ報道官らは抗議。「政治的、イデオロギー的な理由」であり、メディアの自由を侵すひどい検閲としました。
現政権や周辺では、同性愛者への不寛容発言が散発的に見られますが、昨日はクヴェール議長が発言。
今日の見出し(2019.05.07)
オルバーン首相が、欧州人民党グループ(EPP)からの欧州委員長候補ウェーバー氏への支持取り下げを発表したことについて、EPP広報官は「過去にもあったこと」と動揺のそぶりを見せず。(2014年にEPP候補のユンケル現欧州委員長が選出された際も、Fideszは賛成しなかったため)
一方、EPPの主要メンバーであるドイツ与党CDUのクランプカレンバウアー党首は、オルバーン氏のここ数日の行動からすると、EPPから出るという明確なサインだ、とコメントしました。
今日の見出し(2019.04.30)
イタリア・サルヴィーニ内相が2日ハンガリーを訪問します。午後早い時間に、ピンテール内相と会談、その後共同記者会見(16時頃開始予定)。
また、オルバーン首相には2日午後遅い時間に訪問する予定。「内相」招待による訪問ながらも、欧州議会選挙まで1か月を切るなか、選挙後、反移民勢力で結集するか、またどのような形で協力できるのかお互い探りあうことになりそうです。
今日の見出し(2019.4.29)
オルバーン首相は先週後半、中国・北京での「一帯一路」首脳会議に出席し、民主主義押し付け外交はうまく行かないなど、ここ数十年に学んだ4つの教訓について述べました。そして、一帯一路の相互尊重の原則や事業の進め方が、これらの教訓に沿ったものであると称え、その構想の重要性を改めて強調しました。
今日の見出し(2019.4.26)
ヴィシェグラード4か国と日本の首脳会合が25日、スロバキア・ブラチスラで開催。しかし、オルバーン首相は中国での「一帯一路」国際会議への出席を優先させたため、V4+日本会合自体を欠席。その代わりヴァルガ財務相が出席しました。他の国は、首相が出席。
また、本日は、オルバーン首相の訪中に随行しているスィ―ヤールトー外務貿易相が、中国通信大手Huawei(ファーウェイ、華為)とセゲド大学と協力協定の締結を発表。
今日の見出し(2019.4.23)
オルバーン首相は今週、カザフスタンと中国を訪問し、両国首脳らと会談します。一方、欧州議会選挙で、反移民の極右と言われる勢力の結集を図るイタリア・サルヴィーニ氏は5月2日にハンガリーを訪問します。
欧州統計局は本日発表したEU加盟各国の一般政府債務残高で、ハンガリーについては2つの留保点を指摘し、赤字額は公式発表分より上昇しうるとしました。
GKIによる「企業・消費者信頼感指数」(4月)では、2年ぶり最低、 +2.9に後退しました。企業部門が後退。