オルバーン首相が欧州議会最大会派EPPの指導部に「メモランダム」を送付。EPPは最近左に重心が傾き、勢力も縮小と指摘し、伝統的な右派保守、キリスト教民主主義という原点に立ち戻るべきと唱えました。政府が1月末に採択した新・国家基本教育課程(NAT)について、反対、賛成ともに活発化しています。国はブダペスト市に対して、医療サービスの改善のための補助金支給を開始します。
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今日の見出し(2019.09.23)
オルバーン首相は週末、イタリアの右派政党「イタリアの同胞(Fratelli d’Italia、FdI)」の集会で基調講演し、キリスト教民主主義国家に関して熱く語りました。キリスト教民主主義の3つの土台は、① 家族、② 国家、③ キリスト教的自由。フォリントは主要通貨に対して低下が止まらず、今日10時頃には対ユーロで史上最低を再更新。1ユーロ=335.29 Ftへ。
今日の見出し(2019.09.16)
EU担当閣僚による一般理事会は本日、EU条約第7条の手続きに従い、ハンガリーの法の支配に関する公式ヒアリングと協議を行っています。政府は、ハンガリーが移民を拒否しているために受けている政治的攻撃と改めて反発。オルバーン首相による「キリスト教民主主義」力説が続いています。週末の会合で、ハンガリーは2度の体制転換をしたと発言。
先週の見出し(2019.07.22-07.28)
オルバーン首相が、ルーマニアの夏季大学で毎年恒例の基調講演。民主主義にはYes、リベラリズムにはNoと言ったことが、過去山積していた問題から立ち直り、経済的な安定につながったと主張。また、非リベラリズムこそが、キリスト教主義や国家の伝統を守るものと改めて述べました。今年はさらに、フィンランドを牽制することも忘れず。
今日の見出し(2018.11.08)
欧州議会最大会派「欧州人民党グループ(EPP)」は8日、ヘルシンキでの会合で、EU基本理念尊重の宣言を採択。Fideszによると、同党の提案を反映する形で「リベラル民主主義」標榜から「キリスト教民主主義」に修正。Fidesz議員もこれを支持したことにより、同党がEPPから排除される動きは実質的に後退。
2018年7月23日~29日配信分
先週の主な動き 内政・社会・外交分野では、ルーマニア・バイレ トゥシュナトの夏季オープン大学で、オルバーン首相が今年も基調講演。いつものように「リベラル民主主義」標榜の欧州指導者らを批判しながら、彼らは破たんし、終わり…
今日の見出し(2018.05.25)
オルバーン首相は本日、国営ラジオ局による隔週インタビュー番組に出演。キリスト教民主主義しかないと語るとともに、違法移民、女性の出産、来年度の予算などについて話しました。
EUの一般データ保護規則(GDPR)が本日施行。ただしハンガリー政府は、中小企業が間に合わなくても当面は制裁は課さない方針を明らかに。
今日の見出し(2018.05.10)
オルバーン首相が再選。任期は4年だが、今後12年という単位でビジョンを描いていることも明らかに。「2030年までにハンガリーを欧州で、最も生活しやすく住みやすく働きやすい国のトップ5入りをさせる」と力説。また、「リベラル民主主義」の時代は終焉。「キリスト教民主主義」こそ国や家族、雇用を的確に守れると繰り返す。その他、パスポート成りすまし不正問題が浮上。
今日の見出し(2018.05.04)
オルバーン首相は、「リベラル民主主義」ではなく「キリスト教民主主義」を造り上げると発言。 また、欧州委の発表したEU次期中期予算案(2021-2027年)については、「1ユーロセントたりとも移民に使われるべきではない」と言及。基本法改正については、最後の最後まで移民受け入れを強制されないよう改正するのは、「倫理的義務」としました。