今日の見出し(2018.11.20)

マケドニアのグルエフスキ元首相は20日夕方、自身のFacebookで、ハンガリーで政治亡命申請が認められたことを明らかにしました。

19日の国会では、マケドニアのグルエフスキー元首相問題に集中。
野党側は、誰の指示でハンガリーに移送されたのか、移送ルートや手段は、法的根拠などで政府を追及。

一方、政府側は、違法なことは一つもしていないという主張を変えていません。移送ルートの詳細は引き続き伏せたまま。一方、マケドニアからの「出国」自体は支援しておらず、どうやって隣国に到達したのかはハンガリー政府が関与ことではないという考え。(元首相はアルバニアに違法入国したとされる)

マケドニア外務省はハンガリー大使を本省に召喚。元首相に庇護の地位を与えないよう、また身柄を送還するよう求めました。

オルバーン首相はブラジル大統領選で勝利したボルソナロ氏(ブラジルのトランプと言われる)に祝いの電話。同氏は1月の就任式へオルバーン首相を招待しました。

パクシュ原子力発電所の拡張事業が遅れていることから、担当大臣の解任圧力が高まっているようです。

ハンガリー石油ガス会社MOLは、今週水曜は、ガソリンの卸売価格のみ4フォリント引き下げます。軽油は据え置き。その結果、給油所での平均小売価格は以下のようになります。

ガソリン(95オクタン)369フォリント
軽油: 421フォリント

価格はリットルあたり、給油所により最大50フォリントの差があります。

本日の配信 

=内政・外交=
・グルエフスキ元首相問題: 野党ら、政府の説明、責任追及
・マケドニア外務省、ハンガリー大使を本省に召喚  元首相扱いについて抗議
・国会外交委員長: マケドニア国会議長はハンガリー対応を尊重
・オルバーン首相、ブラジル大統領当選のボルソナロ氏に祝いの電話
・オーストリア教育相: CEU、喜んで受け入れる
・ブダペスト市の地下道の夜間閉鎖を検討  ホームレス締め出し

=経済・金融・産業=
・国の債務残高、GDP比72.8%に低下
・パクシュ原発拡張事業担当相、解任圧力高まる
・パクシュ市、市内に産業ゾーンを設置  原発拡張事業のサプライヤー向け
・国立銀行、政策金利据え置きの見込み インフレ上昇でも

=小話交差点=
ハンガリー大使、外交ナンバーでAston Martin乗り解雇

外務貿易省は20日、駐オーストリアのハンガリー大使を即日解雇したことを明らかにしました。民放テレビ局ATVが報じました。

高級車Aston Martin(約8000万フォリント)に外交ナンバーをつけウィーンの街を走っていたため。外務貿易省は、この車は「元大使」の個人所有で公用車ではなく、外交ナンバーが不正に使用されていたとしました。

車両については、ウィーン中心の環状通り(リング)に停まっているところを、オーストリアのタブロイド紙OE24がまず報道。ハンガリーのMagyar Hang(元Magyar Nemzetのスタッフが開始)が19日、取り上げていました。

外務貿易省は、「車は報道された後、直ちに調査した。その結果、外交ナンバーの使用が規則に違反していた。そのため外務貿易省から直ちに解任した」としました。

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