今日の見出し(2019.2.25)

オルバーン首相は 昨日から、EU・アラブ連盟首脳会合(於エジプト)に出席。地中海を渡って欧州を目指す不法な移民・難民の抑制で連携する方針を盛り込んだ共同声明には、オルバーン首相も署名。参加していた全首脳が署名し、共同声明採択となり声明を採択して閉幕になりました。 同会合では、テロ対策や経済協力の促進や首脳会議の定期開催でも合意。

共同声明を巡っては、ハンガリー政府は移民を肯定的に捉えるような文言、国連の移民協定の有効性を支持するような文書には署名できないとし、外相レベル会合で1か国だけ反対を示していました。(続報は明日、お伝えします)

ハンガリー政府の「あなたにも知る権利があります、ブリュッセルが何を企んでいるのか」という最新「広報キャンペーン」が、欧州レベルで引き続き波紋を呼んでいます。(ユンケル欧州委員長、ソロス氏が標的とされている) 欧州議会の最大会派EPP所属のメンバーからは、①単なる批判、②除名手続き開始を要請、③自らがEPPから脱退する、などの反応が出ています。ただし、今のところは、主だった反応がないか、もしくは批判しても①止まりが大勢。②が今後、勢いづくのかは予断を許しません。

Fitchは22日夜、ハンガリー格付けを一段引き上げ。S&Pに次いで、投資適格級では下から2階級めとしました。見通しは「安定的」。

Magyar Suzukiでの18%賃上げ合意は、23日号外でお知らせ済みですが、本日の配信で労組連合らの見解も含めて、改めてお伝えします。また、他の乗用車メーカー(Audi、Mercedes-Benz)との労使交渉の比較表も含めています。

韓国系タイヤメーカーHankookの従業員らは、賃金交渉が決裂し、ストライキ委員会を結成。ストへの動きは、化学・エネルギー系労組VDSZが組織していまず。

本日の配信 

=内政・外交=
・独CDU欧州議員、EPPからFidesz排除を呼びかけ
・クロアチアの小野党HSS、EPP離脱を決定  オルバーン氏への不満などで
・「健康な国」指数、ハンガリーは48位 (Bloomberg)

=経済・金融・産業=
・Fitchもハンガリー一段階格上げ
・Magyar Suzuki、18%賃上げで合意(続報)
・乗用車メーカー3社の賃金合意比較
・タイヤHankook労働者、ストライキ委員会を発足

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