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政府は、外出制限を18日から1週間再延長する旨決定。グヤーシュ首相府相が本日の記者会見で発表しました。
外出制限措置は現在、無期限延長となっていますが、政府は毎週見直すことになっています。具体的には水曜の閣議で延長 / 追加措置の必要性 / 緩和しうるかなどを検討し、翌木曜に発表とのこと。
また、今週土日(18,19日)についても、政府は地方自治体長に、自治体内での追加制限措置導入の権限を付与することを決定しました。
そのため、今週末も、各自治体で行楽客に人気な場所や公園、散歩道などへの立ち入りが禁止される見込みです。
新型コロナウィルスの感染確認累計は1,652人と、前日から73人増加。死者は142人で8人増加。一方、回復は199人と前日から7人増加しました。
現在の感染者数は1,311人と、前日から58人増加。
カーシュレル人材相は先週、爆発的感染に備え、各病院のベッドの60%を空けることを指示(合計4万床近くを確保する)。そのため、違う病で入院していた患者数千人が強制退院させられ、介護しなければならない家族は困難な状況に。
大臣はさらに、「指示に従わなかった」として、ブダペスト市内のリハビリ専門病院の院長を先週末に即日付解雇に。
それに先立ち、セーケシュフェヘールヴァールの病院院長についてもデータを期限通りに人材省、政府対策本部に提出しなかったという理由で解雇しており、波紋が広がっています。
ヴァルガ財務相が経済対策のうち、税制に関する措置について改めて発表。企業の年次報告書(財務諸表等)提出期限は9月30日に延期(例年は5月31日)。法人税、地方事業税の納付期限も同様に延びます。
また、SZÉPカード (福利厚生の一部として雇用主が支給する余暇カード) に対する社会貢献税は6月20日まで免税に。SZÉPカードへの課税率は現在の32.5%から15%まで低下します。優遇税率対象の上限額もほぼ倍増させます。
JP Morganは、ハンガリー経済について本年はマイナス6.3%を予想。IMFの予測(マイナス3.1%)より倍以上落ち込むと見ています。また、2021年初には1ユーロ=400Ftまで低下しうるとしました。
=コロナ関連=
・感染状況(17日)
・感染状況の推移(グラフ)
・県別マップ
・死者の年齢(グラフ)
=コロナ経済対策=
・ ヴァルガ財務相、税制面での負担軽減措置を改めて発表
・「13か月めの年金支給」、2024年には1か月分
=経済・金融・産業=
・JP Morgan、ハンガリーはマイナス6.3%成長を予想 IMFより悲観的 1ユーロ=400Ft予想
・政府、キルギスタンとファンド設立へ
・Avis、サービスセンターの従業員420人削減
・ハンガリー郵便Magyar Posta、賃上げの代わりにボーナス前倒し支給
・コロナ禍の影響調査 回答者1割強は無給休暇か失業
=小話交差点=
今年の高校卒業試験、筆記のみに 時期は変わらず5月
ハンガリーでは高校修了前に「érettségi/エーレッチェーギ」という大きな卒業試験があります。進学希望者にとってはそこでの点数が、希望大学に入学できるかを決定づけることに。
しかしコロナウィルス感染拡大で学校はオンライン授業、外出制限措置が講じられている中、卒業試験をどうするかがずっと注目されていました。(試験は筆記と口頭)
政府は昨日の閣議で、今年は筆記のみとすることを決定。開始時期は遅らせることなく今年も5月に実施。(具体的には5月4日から)
ただし、1教室につき、生徒は10人まで、最低1.5mずつ空けることとしました。(グヤーシュ首相府相の記者会見より)
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