今日の見出し(2019.2.8)

オルバーン首相は10日午後、毎年恒例の年頭演説をブダペスト市1区王宮下ヴァールケルト(Várkert)で行います。

この1年の経済などの進捗ぶりなどを振り返ると同時に、今後の課題、欧州議会選挙、移民などについて述べる見込み。

また、グヤーシュ首相府相が本日明らかにしたところによると、人口減少に対応するための手厚い家族政策(税控除など)の一連の措置も発表します。さらに、景気下支えのための措置も明らかにすると考えられています。

10日には、野党らは対抗して王宮の首相官邸前でデモ集会、その後会計検査院まで行進を計画。また、NGOらは、朝8時から深夜24時までブダペスト市鎖橋を占領の見込み。これについては、警察が許可を与えなかったものの、首都裁判所が7日、その決定を無効とする判断を下したため、実現が可能に。

ポンぺオ米国務長官は、11日にブダペストに到着し、オルバーン首相、スィーヤールトー外務貿易相、ベンクー国防相の他、NGOの代表者らとも会談します。 NGOは、TASZ、ヘルシンキ委員会ハンガリー支部代表らになります。

ドイツ与党・キリスト教民主同盟(CDU)のクランプカレンバウアー新党首は、欧州議会最大会派EPP(欧州人民党グループ)内において、Fideszとの関係が難しいことは認めつつ、排除する意思はないことを明らかに。

「難しくても、FideszがEPPに残っている限りは、対話を通して(異なる)ポジションについて、議論を重ねることができる。もし別々になってしまったら、(話し合いの)機会を自ら奪うことになる」と述べました。

経済では、ハンガリーの輸出促進のパートナー企業として選ばれた日本、および中国人の企業の不可解さに関する記事を掲載しています。

日本の企業は「ガリュウトレーディング」という17年夏に設立された会社。日本の他、カンボジア、ラオス、ミャンマー、対、ベトナム、フィンランド、韓国市場にハンガリー製品の輸出拡大事業を行います。国からの受注金額は11.6億Ftにものぼります。

本日の配信 

=内政・外交=
・V4とドイツ、移民流入防止にモロッコ支援で合意
・オルバーン首相: 重要な決定は欧州議会選挙の後
・ポンぺオ国務長官、NGO幹部とも会談へ
・独CDU新党首: Fideszとは、EPP排除より対話が大事
・国防軍、本部をセーケシュフェヘールヴァール市へ移転

=経済・金融・産業=
・ハンガリー輸出促進の日本、中国パートナー企業、どちらも設立したばかり
・財務相: 法人の税申告、2021年からは租税当局がまとめる
・個人の銀行手数料負担、ハンガリーが欧州一
・公務員労組の1つ、ストライキ委員会を結成
・政府財政、1月は巨額の黒字

=小話交差点=
マンガリツァ祭り、今週末開催
毎年恒例のマンガリツァフェスティバルが、今週末、ブダペスト市内中心部自由広場(Szabadság tér)で開かれます。

マンガリツァは、「食べられる国宝」とされるハンガリー固有種の豚。
非情にヘルシーな肉で、近年では日本への輸出も盛んです。

入場は無料。各ブースで支払えば、様々なマンガリツァ料理や食品が楽しめます。

詳細はこちらから(英語あり)

◇10日は、ブダペスト市内で反政府デモ集会、行進が予定されています。
そのため、鎖橋は朝8時から24時まで閉鎖の予定。
その他も、行進などのため、時間によって閉鎖されます。
交通規制に関する詳細

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