2019年6月

今日の見出し(2019.06.28)

ハンガリー与党議員は、欧州評議会の議員会議で、17年秋に起きたマルタ島のジャーナリスト爆殺事件の第三者による独立捜査を要求する決議案に反対票を投じました。他に反対したのは、イタリア与党議員やアゼルバイジャン、トルコ議員など。これに対して、与党Fideszは、CoEは、ジャーナリスト殺害事件をマルタ攻撃の材料に利用しているだけだから、と説明。

今日の見出し(2019.06.27)

ブダペスト首都裁判所は27日、北マケドニアによるグルエフスキ元首相の身柄引き渡し請求を拒否しました。中央統計局が3-5月期の雇用統計を発表。就業者数は450万人。一方、失業者は16万人、失業率は3.4%と89年の体制転換以来、最低の水準に。
しかし、ヴァルガ財務相は、政府としては持続的に2%台(3%未満)を目指すとしました。

今日の見出し(2019.06.26)

野党らによる、ブダペスト市長選に向けた候補者選びのための非公式選挙が本日正午で終了。7万人近くの市民が投票しました。(19時10分更新情報:非公式選挙ではカラーチョニ氏が49%を得て勝利。カールマーン氏は37%)
官報で、2020年の祝日、休業日、振替勤務日が発表になりました。 4連休は3回。振替勤務日(4連休を作るために土曜日を勤務日とする)は、8月29日と12月12日の2回になります。

今日の見出し(2019.06.25)

ブダペスト市では昨日、CEU大学の卒業式が行われ、創設者のジョージ・ソロス氏の息子、アレックスさんが卒業証書を学生に手渡しました。アレックスさんは祝辞で、CEUがこの2年、現政権による強硬政策に耐えてきたことを称えました。また、ハンガリー政府は、CEUは自らの意思でウィーンに行くことを決めたと主張するも、「CEUは禁じられた。結果、事実上、ハンガリーから追放になったのだ」と話しました。

今日の見出し(2019.06.24)

温暖化ガスの排出を2050年までに実質ゼロにする目標に関して、オルバーン首相は、国内エネルギー産業の近代化のために、光熱料金を引き上げてハンガリー家族に負担を押し付けることはできないとしました。そのため、近代化にはEU資金が寄せられるべきで、それが確保できれば目標達成にコミットするという考えを示しました。
Magyar Suzukiは、本年は18.5万台の生産を計画。

今日の見出し(2019.06.21)

EU首脳らは20日の会合(於ブリュッセル)で、温暖化ガスの排出を2050年までに実質ゼロにする目標を討議したものの、ハンガリー、ポーランド、チェコが反対。その他、エストニアは棄権。そのため、目標設定では合意できず。24か国は支持していました。
ハンガリーが反対したのは、石炭への依存が強いポーランドを擁護するためだったと一部で見られています

今日の見出し(2019.06.20)

憲法裁判所は、行政裁判所設立に関する法律は合憲であるとし、野党側による違憲審査要求を退けました。
司法相が制度を所管することについて、それ自体は権力分立の原則も裁判官の独立も侵すものではないという判断。
民間シンクタンクPolicy Agendaによると、2018年の推定最低生活費(1人あたり)は94,820 フォリント(月)。

今日の見出し(2019.06.19)

Magyar Suzukiは本日、先週の猛暑の際、適切な労働環境を確保しなかったという批判について反論声明を発表。
昨日、エステルゴム工場のフェンスに鎖で自分の体を結び付けたコムヤーティ社会党副党首に関しては、間違えた情報を元に抗議活動をしているとしました。
同時に、このような事実ではない情報を流し、故意に同社の名誉を傷つけようとする行為に対しては、必要な法的措置を講じるとも表明。

今日の見出し(2019.06.18)

国会は本日、トリアノン条約締結100周年となる2020年を「国の結束の日」とする旨、賛成多数で可決。

来年は、さまざまな記念行事がハンガリー国内だけではなく、同条約が締結されるまでハンガリー領だったカルパチア盆地、またハンガリー系住民の住む世界中の都市で開催されることに。現在の国境を超えて、ハンガリー同胞の連帯・結束と、アイデンティティを強化するのが目的。

今日の見出し(2019.06.17)

Magyar Suzuki Zrt.の従業員らで組織する労働組合ES Autóipari Szakszervezet(⋆)は、エステルゴム工場では酷暑の中、十分な休憩時間を与えず従業員を働かせたと主張する文書を、Facebook上に掲載しました。(⋆この労組については、Magyar Suzuki側は、合法的に設立されたことを確認していません。)

今日の見出し(2019.06.14)

オルバーン首相によると、 V4首脳らは、昨日のブダペストでの非公式臨時会合で、次期欧州委員長候補の「ポジティブリスト」と「ネガティブリスト」を作成。オルバーン首相はまた、ドナウ川船衝突事故に関して、落ち着いたら、慰霊碑の設置について、韓国側と話し合っていくことも明らかにしました。

今日の見出し(2019.06.13)

オルバーン首相は、欧州議会会派EPPの賢人委員会に対して、国内の民主主義や法支配の状況は心配することは何もないと説明する手紙を送付。
ハンガリー裁判所の独立性については、憲法(基本法)で保証されているとしました。CEUについては、ウィーンへの移管はCEU自らが決めたことで、政府はなんの強制もしていないとしました。
ハンガリーで、メディアのニュースを信頼しているとした人はわずかに28%に留まりました。

今日の見出し(2019.06.12)

大型旅客船Viking Sigynのウクライナ人船長が本日、1500万Ftを支払い保釈されました。オルバーン首相と緊密な実業家メーサーロシュ氏の事業膨張ぶりが続きます。毎日のように、同氏や一族が支配する会社による、企業買収や公共事業受注のニュースが流れる状況。
本日は、ブダペスト・ベオグラード間の鉄道線路近代化の超大型事業で受注したことが正式に発表されました。

今日の見出し(2019.06.11)

ドナウ川船衝突事故で沈没したHableány号(ハブレアーニ、マーメイドの意味)は、今朝から引き揚げ作業が始まり、正午過ぎに艀(はしけ)に載せられました。作業途中に船が真ん中から真っ二つに割れる心配がされていましたが、そのままの形で引き揚げに成功しました。
警察によると、船体から4人の遺体を発見。身元確認中ながらも、1人はハンガリー人船長、もう1人は唯一のこども、6歳の女の子のようだとしました。